日本語教師|italkiやPreplyなどのプラットフォームを使うメリットとは?

仕事

こんにちは、フリーランスのちひろです。

本日のテーマは “オンライン日本語教師” です。

日本語学校に所属せずオンラインで日本語を教えるには、おもに2つの方法があります。

italkiPreplyなどのプラットフォームを利用する
②プラットフォームを使わずに自力で生徒の管理をおこなう

私は現在、italkiを利用して外国人生徒とレッスンをしています。

①タイプの教師ということになりますね。

生徒からはときどき「もうたくさん生徒がいるんだからitalkiの外で授業をすればいいのに〜」といわれます。

②タイプのプラットフォームを使わない形での活動を提案されるんですよね。

生徒がそのような提案をしてくれるのはありがたいです。

とはいえ、私にとってはプラットフォームを使うメリットのほうがおおきいです。

今回はオンライン日本語教師がプラットフォームを利用すべき理由についてご紹介していきます。

プラットフォームを利用したときのお金の流れ

まずはプラットフォームを使ったときのお金の流れを整理しておきましょう。

ここではプラットフォームを利用するデメリットがわかります。

生徒がitalkiの外で授業をするよう提案してくれた理由もここにあります。

じつは、プラットフォームを利用すると運営会社に手数料を抜かれるんですよね。

italkiの手数料は15%です。

たとえば、私が1時間のレッスン代を2,000円に設定したとしましょう。

生徒はその金額をitalkiにまるまる払います。

その後、italkiの運営会社から私のもとにお金が支払われます。

しかし、入金されるのは15%(300円)の手数料を引いた金額です。

つまり私の手取りは1,700円になる、というわけです。

1日に5レッスンするならトータルで1,500円もitalkiに手数料がわたることになるんですよね。

それが5日もつづけば、7,500円までふくれあがります。

italkiには教師が15,000人以上いるといわれています。

運営会社はめちゃめちゃもうけていそうです。(小声)

プラットフォームを使わなければ、生徒が払ってくれたお金がそのまま自分のところに入ってきますよね?

ですので、プラットフォームを使用すると利益の部分で損が生じるという見方ができます。

プラットフォームを使うメリットは?

italkiはなにもせず、ただただ手数料を抜いているわけではありません。

しっかり仕事はしてくれます。

その仕事が教師にとってはメリットになります。

以下では、オンライン日本語教師がプラットフォームを使うメリットをご紹介しましょう。

スケジュール管理が楽

最初にあげられるメリットは、スケジュール管理の楽さです。

オンラインレッスンなので生徒は世界各国に点在しています。

なので、教師と生徒のあいだには時差があるんですよね。

プラットフォームなしでレッスン日時を決めるとなるとけっこう大変です。

仮に、カナダ人の生徒から「カナダの6月10日 朝9時からレッスンしたい!」とリクエストが入るとします。

するとまずはその生徒がカナダの西側と東側のどちらに住んでいるかを確認せねばなりません。

カナダは広大なのでおなじカナダ国内でも時差があります。

生徒の居住地が西側なら日本時間の夜中1時ですが、東側であれば夜10時ということになります。

レッスンリクエストが入るたびにわざわざこんな確認をするのは手間ですよね。

一方、プラットフォームには専用の予約管理カレンダーがあるので自分で計算したり調べる必要はありません。

生徒がリクエストした現地時間は自動的に日本時間に変換されるのです。

教師は授業のことだけを考えていればいいので助かります。

お金のやりとりを任せられる

プラットフォームを使えば運営会社が生徒からレッスン代を集金してくれます。

スケジュールと同様にお金の管理を運営会社にお任せできるのもメリットといえます。

生徒がきちんと入金してくれたかや金額に間違いがないかを教師がわざわざ確認する必要がないからです。

一方、プラットフォームを使わないとなるとどうなるでしょうか?

外国に住んでいる生徒から日本の銀行口座にお金を送ってもらおうとすると海外送金料がかかりますよね。

これでは結局、italkiに手数料を払っているのといっしょです。

電子送金サービスを使うにしても、お互いがふだん利用しているサービスがおなじとは限りません。

そうなるとアカウント新規登録の手間も発生します。

これらの作業に時間を取られるのはナンセンスですよね。

手数料を引かれてでもプラットフォームを使うほうが楽で時間の節約になるでしょう。

ヤバい生徒に対処してくれる

過去記事でご紹介しましたが、生徒のなかにはときどきヤバい人がいるんですよね。

ハッキングやわいせつ目的といった類のヤバさです。

そういったヤバい生徒がいたとき、運営会社はアカウント停止や教師への注意喚起などをしてくれます

これには地味に助けられています。

また、変な行動をとる側の人間も好きこのんで管理者がいる場をえらばないでしょう。

運営会社という第3者が入っていることでヤバい人も接触を遠慮します。

プラットフォームは変な人をある程度ブロックする機能も果たすのです。

プロモーションで生徒を集められる

プラットフォームの運営会社はたかい広告費をかけて、宣伝をおこなっています。

そのおかげで、たえずあたらしい生徒が入ってきます。

生徒もやはりすこしは入れかわるんですよね。

生活環境や気持ちの変化で日本語の勉強をやめてしまう生徒も出てくるのです。

そんなとき、プラットフォームを使わずにかんぜんな独立状態で教師をしているとどうなるでしょうか?

生徒がいるときは問題ないかもしれませんが、彼らがいなくなった場合のことも想定しておくべきです。

きっと苦労しますよね。

運営会社とおなじように新しい生徒の募集をせねばならないからです。

とはいえ、個人ができる宣伝活動はかぎられています。

できることといえば既存の生徒に口コミで広めてもらったり、SNSでプロモーションしたりするくらいですよね?

授業だけに集中してはいられないこの環境は教師にとって負担になるでしょう。

そのような理由から、いろんなところで広告を打って宣伝してくれるプラットフォームの利用価値はたかいのです。

あとがき

いかがでしたか?

プラットフォームを使うメリットはやはり、授業だけに集中できる点にあるといえます。

ただでさえ、教師は生徒とのレッスン時間外で授業準備をせねばなりません。

それにくわえて、スケジュールやお金、問題のある生徒の対処、宣伝などの雑事に時間をとられるのは正直キツいです。

italkiの手数料15%はたかいようにも思えますが、私はわりと納得しています。

その分、レッスン代の設定をあげているので生徒に負担をかけているんですけどね。(小声)

今回の内容がプラットフォームからの独立を考えているかたの参考になればうれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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