日本語教師|italki 新人時代にからまれたヤバい生徒をご紹介します

仕事

こんにちは、フリーランスのちひろです。

本日のテーマは “日本語教師” です。

私は現在、italkiというプラットフォームをつかって外国人に日本語をおしえています。

italkiをつかいはじめたのは約1年前です。

このプラットフォームの特徴は、教師が自由に授業料をきめられる点にあります。

日本語教師としての実績がなかった私は、生徒をあつめるためにまずは格安で授業をしていました。

どれくらい格安だったかというと30分レッスン300円です。

その後、すこしずつ値上げをしていまでは30分1,300円で提供しています。

現状の料金設定とくらべると、italkiをはじめた当時はかなり破格だったといえます。

じつはオンライン日本語教師のあいだで、あるウワサがあります。

そのウワサとはこのようなものです。

“やすい値段でレッスンをしている教師のもとにはヤバい生徒が集まりやすい” 

30分レッスンを300円で提供していたころは、私のところにもヤバいヤツがきました。

今回はそんな生徒たちの様子をご紹介していきます。

italkiにヤバい生徒はほんとうにいた!

私にからんできたヤバい生徒は4つに分類できます。

以下ではひとつひとつの詳細をシェアします。

ハッカー

まずはいきなり危険なヤツです。

私はなんと、ハッキング狙いの生徒にからまれました。

もはや生徒じゃないですね。ただのハッカーです。

italkiではプラットフォーム上で教師と生徒がメッセージをやりとりできるようになっています。

通常はあらかじめメッセージで授業内容を相談してから、SkypeやZoomでレッスンをします。

このハッカーからもメッセージがとどきました。

“カフェで注文する場面の日本語を練習したいです。添付データに会話例をまとめたのでその翻訳を手伝ってほしいです”

ここまでは自然な流れです。

具体的に勉強したい内容がきまっている生徒は、このように事前にファイルを送ってきます。

しかし、いつもとちがう点がひとつだけありました。

それは添付データの容量がおおきすぎたことです。

ファイルをダウンロードしようとすると、“ダウンロードには約2時間かかります” というポップアップがでました。

なにかがおかしいと思った私は、いったんダウンロードをやめました。

そして、そのハッカーのプロフィールページを見てみることにしました。

学習目的でitalkiをつかっている生徒のページならこのようになっているはずです。

学習している言語や目あてがわかるようになっているんですよね。

また、過去に受講したレッスンの数や出席率も明記されています。

しかし、ハッカーのページにはこれらの情報がまったくなかったのです。

不信感しかなかったのでしばらく様子をみることにしました。

すると、しばらくしてitalkiの事務局から連絡がきました。

“この生徒は悪質です。彼からきたメッセージは無視してください。彼のアカウントはわれわれが削除しました”

おそらく、同様のメッセージを受けとった先生が事務局に通報したのでしょう。

italkiに登録さえすれば、メッセージはだれにでもかんたんに送れます。

どこのだれかよく分からないユーザーからのメッセージや添付データには気をつけましょう。

○○○の写真を要求

お次に紹介するのもなかなかパンチがきいているヤツです。

ハッカーの例とおなじように、ある日とつぜんメッセージがきました。

“先生のハダカの写真を送ってください” と。

おまえだれーー!!!!

タダで見られると思うなよ!(値段の問題?

これももはや生徒じゃないですね。ただの変態です。

間違いなく放置案件ですね。

運営に通報してもよかったのですが、そんなことに労力をつかいたくないので無視しました。

翌日確認してみると、この変態のアカウントは削除されていました。

ほかの先生が通報してくれたのでしょう。

出会い系アプリでやったほうが収穫ありそうなのに…と思ってしまう私なのでした。

友達になろうとしてくる

italkiは生徒どうしがつながることもできます。

いわゆる、言語交換パートナーも探せるのです。

プロフィールページを見ればどのユーザーが先生でどのユーザーが学習者かはわかるようになっています。

にもかかわらず、私と言語交換パートナーになろうとしてくるユーザーがいるんですよね。

“お話ししましょう!”

“日本語の練習につきあって!”

そんなメッセージがとどいたことがありました。

私はボランティアで教師をしているわけではないので、いつまでも無料でつきあうわけにはいきません。

それに、そんなことをしたらお金を払ってレッスンを受けてくれている生徒に申し訳が立ちません。

ですので、はやい段階で「私はここで教師として活動しているのでレッスンのなかでお話ししましょう」と言うようにしています。

そうするとだいたい、返信がなくなるか「Okay」とだけ返ってきます。

「Okay」といいつつ、そのユーザーからレッスン予約がはいったことはありません。

アプリをダウンロードさせられる

スマホアプリの開発者だという男性からメッセージがきたこともありました。

この生徒とは実際にレッスンをしました。

話を聞いてみると、過去に開発したアプリが英語表記だけなので日本語版をつくる手伝いをしてほしいとのことでした。

翻訳のレッスン希望はよくあるので、こころよく受けいれました。

彼からは “レッスン中に翻訳するためにアプリをダウンロードしてほしい” と頼まれました。

そのアプリはカメラの加工アプリだったのですが、“実際につかってみてほしい” ともリクエストされました。

私はハッカーにからまれた教訓をいかして、生徒のプロフィールページをチェックしてみました。

すると、自己紹介文やレッスンの受講歴がしっかりありました。

ですので、それなりに信用してアプリをダウンロードしました。

そしてむかえたレッスン当日。

さっそく翻訳にかかるかと思いきや、彼は熱心に「アプリのデザインはどう?」「いちばんいい機能はなんだった?」とたずねてくるのです。

日本語訳にはまるで興味がない様子です。

レッスンは結局、彼からの質問ぜめでアプリの使用感について答えておわりました。

最後に彼は「いま言ってくれた感想をアプリのレビュー欄に書いてくれない?」といいました。

このとき、ようやくねらいがわかりました。

彼はアプリのダウンロードやレビュー数をふやす目的で、レッスンを利用していたのです。

授業料を払ってくれているので悪質というわけではありません。

それでも、言語学習サイトにこのような人がまぎれているとは想像しませんでした。

この生徒からはふたたびレッスン希望が入りましたが、気乗りしなかったのでお断りしてしまいました。

あとがき

破格のレッスン代から値上げしたあとはこのような生徒にからまれることはなくなりました。

教師のプロフィールページでは、各教師がこれまでにどれだけレッスンしたかがわかるようになっています。

また、何人の生徒をかかえているかも表示されています。

ヤバい生徒にターゲットにされやすいのは、やはりitalkiに登録したばかりで慣れていない先生のように思います。

違和感のあるユーザーがいれば、すこし距離をおいて観察するようにしましょう。

できないことはできないとハッキリ言うのも大切ですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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