日本語教師|フリートークで外国人と話が盛り上がるトピック6つ

仕事

こんにちは、フリーランスのちひろです。

私がオンライン日本語教師としてはたらき始めてもうすぐ1年です。

200人以上の外国人とレッスンをしてきましたが、なかには日本語レベルがかなり高い生徒がいます。

そんな彼らとは、“フリートーク” という形でレッスンを進めます。

レッスンを進めていくなかで、異様に盛りあがるトピックがいくつかあることに気がつきました。

今回の記事では、外国人生徒と盛りあがったトピックをご紹介していきます。

(フリートーク授業で使えるトピックリストをお探しのかたはこちらもご覧ください。)

それではさっそく、詳細をみていきましょう!

外国人との会話で盛りあがる6つのトピック

盛りあがるトピックの共通点は、彼らの出身国と日本との異文化です。

外国人の目には日本のどのような文化が特別に見えるのでしょうか。

以下でひとつひとつお伝えしていきます。

キャバクラ堂々とありすぎ問題

外国人生徒と盛りあがるトピックひとつめは日本の水商売です。

彼らは日本にきたときに、歓楽街が堂々とあることにおどろいたそうです。

キャバクラが観光地の近くや一般住民のマンション裏にあることが信じられない様子でした。

とくにアメリカ人やカナダ人からするとありえないそうです。

もちろん、北米もどこかには同様のビジネスは存在しています。

しかし、彼らは口をそろえて「どこかにあるのは確実だけど、どこにあるかは分からない…」と言います。

水商売はひっそり営業するものだと考えている北米人にとって、日本の営業形態はカルチャーショックです。

一方、ブラジルには水商売がわかりやすくあるそうです。

ブラジル人生徒からは「日本の独身駐在員はよくそこで遊んでいますよ」というタレコミが入っています。

各国の事情は、私も知らないような話がおおいのです。

一部の海外駐在員の裏事情はこれからも積極的にリサーチしていきます!(やめなさい)

パパ活・ママ活ビジネスすごすぎ問題

男女の色恋がビジネスになるという点では、パパ活・ママ活の話もかなり盛りあがります

日本に行ったことがあってもパパ活・ママ活までは知らない外国人がほとんどです。

というか、この文化について知っている外国人と出会ったことがありません

私はいつもキャバクラやホストの話を終えてから、その延長線上でパパ活について切り出すようにしています。

「キャバクラやホスト以外にパパ活もあるけど知ってる?」ってな感じです。

そして、パパ活のシステムについて説明してさしあげます。

勘のいい外国人はこちらがパパ活の説明をし終えたタイミングで「じゃあ、ママ活もあるの?」と聞いてきます。

まじ、いい質問すぎです。

ここで「その通り!よくわかったね!さすが!」などと言うと、彼らの満足そうな表情が見られます。

その後は「あなたの国でパパ活ビジネスはなりたつと思う?」などと切り込むと、さらに会話を広げていけます。

外でお酒が飲めるのおもしろすぎ問題

日本では公園でも電車のなかでもどこでもお酒が飲めます。

一方、お酒に関する法律が日本よりもきびしい国があります。

たとえば、私が住んでいたカナダのオンタリオ州は、アルコール提供が認められているレストランやバー、家の外での飲酒が禁じられています

ビーチや公園では基本的にお酒が飲めません。
(野外イベントなど、特別に許可を得ている場合は除外されます。)

飲食店でアルバイトをするときも、お酒を扱うスタッフは資格を取る必要があるほどです。

そこで、そのような国から日本へきた外国人は、日本人がどこででもお酒を飲んでいる姿を見ておどろきます。

花見やバーベキュー、コンビニの前など場所を問わずに、人々がお酒を飲んでいる姿がおもしろいそうです。

道ばたで酔いつぶれている人がいるのも日本独特の光景です。

お酒にかんする法律のちがいもカルチャーショックネタとして、外国人との会話では盛りあがるのです。

日本のコンビニは遊園地みたい問題

外国人に「日本に行ったときにいちばん気に入った場所はどこ?」と聞いたとき、高確率で名前があがるのはコンビニです。

東京や大阪の有名な観光地ではなく、まさかのコンビニです。

私たちにとってはありふれた存在ですが、外国人はそのクオリティに感激しています。

北米にもコンビニはありますが、かんたんなスナックしか売っていなかったりそもそも24時間営業じゃなかったりします。

一方、日本のコンビニは主食からおかず、デザート、お菓子、日用品までありとあらゆる商品がそろっています。

私の外国人生徒はそんなコンビニを「日本のコンビニは遊園地みたいだね!」と表現していました。

生徒のなかにはコンビニが好きすぎて、日本に滞在している数週間は毎日コンビニにかよったというツワモノもいました。

彼のいちばんお気に入りの商品は焼きそばパンだそうです。

日本人にとっては、なんでもないものが彼らにとっては特別なんですよね。

電車のなかが静かすぎ問題

日本独特の満員電車や電車内のマナーにも異文化が見られます。

アメリカやカナダは車社会なので、彼らは電車が満員になる光景自体におどろきます。

また、ヨーロッパ人は日本の電車が静かなことにカルチャーショックを受けていました。

彼らの生活圏では、電車のなかで大声で話すのは当たり前だそうです。

さらに、電車内で電話をしている人を見かけるのも日常のできごとだといいます。

そんな国からきた彼らが日本の電車に乗ると、あまりの静けさに「みんななにか不幸なできごとでもあったのかな?」と不思議に感じるようです。

大人も子供も忙しすぎ問題

外国人との会話では、教育ネタも盛りあがります。

とくに、小学校の夏休みの宿題や塾の話題はおもしろいです。

アメリカやカナダ、ヨーロッパの生徒は、日本で夏休みに宿題が出されることにおどろきます。

彼らの国では長期休暇の宿題はないそうで、夏休みは文字どおり “休み” です。

また、塾に通う子供たちの姿も衝撃だそうです。

彼らからすると「学校の授業が終わったのに、なぜまた勉強するの?」と疑問でしかありません。

日本文化に理解がある外国人なら、日本の会社員の残業や飲み会、休日出勤という概念を知っています。

そこで「日本は大人も子供もいそがしいんだよ!」というとだいたいウケます。

一方、中国や韓国、香港など一流大学にはいることに命をかけている国の生徒とは、塾通いは “あるあるネタ” として盛りあがります。

むしろ、これらのアジア諸国は日本よりも教育熱心かもしれませんね。

先日も、香港の生徒が「香港でも塾がはやっていて、幼稚園のときから英語のトレーニングセンターにかようよ!」と教えてくれました。

本当にアジア圏の子供は大変です…!

あとがき

日本語を学んでいる外国人は基本的に日本文化にも興味があるので、異文化にまつわるトピックは盛りあがりやすいです。

とくに日本に来たことがある外国人は自分の経験をもとに話せるため、ひとつひとつのストーリーが具体的です。

そうすると、こちらから追加の質問をしやすく、結果として会話に深みがうまれます。

会話の盛りあげはトピック選定はもちろんのこと、自分自身が純粋にその話を楽しめるかも重要です。

相手が一生懸命話していても、こちらがその話に興味を持てないと質問や追加情報をあたえられません。

ですから、彼らに話題をふるまえに「そのトピックは自分が得意な異文化テーマかどうか?」をあらためて考えてみることも大切でしょう。

日本語教師がフリートークレッスンで使える具体的な質問リストはこちらにまとめました。

未読のかたはぜひご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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