日本語教師|生徒に意外とウケた『お行儀』にかんする話題

仕事

こんにちは、フリーランスのちひろです。

現在、オンライン日本語教師として活動しています。

外国人生徒と会話していると「え?このネタそんなにおもしろい?」とおどろかされることがあります。

1週間に1回くらいの頻度で “異様にウケるネタ” が偶然みつかるんですよね。

つい昨日もその体験をしたので、ぜひシェアさせてください。

異様にウケたネタとは?

アメリカ人の男の子とレッスンしていたときのことです。

彼との授業はフリートークだったので、ざっくばらんに話をしていました。

ふと、“『お行儀』にかんするネタを投下してみよう!” と思いつきました。

というのも私は2年弱カナダに住んでいたのですが、つねづねこんな疑問をいだいていました。

“北米人の女の子はあまりお行儀がよくないのでは?” と。

もちろん北米人の女の子みんなのお行儀がわるいわけではありません。

ただ、そういう人たちと遭遇する確率がたかいんですよね。

どんなふうに無作法かというと、

・車の助手席にのるときダッシュボードに足をあげる

・ソファにすわるとき目の前にあるテーブルに足をのせる

・会社でのミーティングで机にすわる

などといった具合です。

たとえば、車のダッシュボードに足をのせる例なんかだと、お行儀がわるいだけでなくあぶないですよね?

万が一、事故がおきたらその足はどうなるのか?とかエアバックがきちんと作動するのか?とか気にならないのかな…と疑問だったわけです。

そもそも、“となりで車を運転している男も彼女に注意せんかい!” くらいに思っていました。

「女の子なんだから、そんな格好をするのはやめようね!」

とか

「安全のために足はおろしてくれる?」

とか

ないわけ??と不思議だったんですよね。

そこで私は例のアメリカ人生徒にこの疑問をぶつけてみました。

すると、彼は「ブワッハッハッハ!!!」と大爆笑。

彼にウケた理由とは?

なにがそんなにおもしろかったのでしょうか?

彼は「それはほんとうに日本人らしい発想だね!!」と言うのです。

話を聞いてみると、女の子がダッシュボードに足をあげていても行儀がわるいとは思わないそうです。

むしろ、本人にとって楽な姿勢で車に乗れているのならば本望だとも言っていました。

事故が起きたときにどうなるか?なんて考えたこともなかったみたいです。

“性別やリスクという観点から快適さをガマンするなんて日本人らしい” という点が彼にとってのおもしろポイントだったと判明しました。

清潔感にまつわる価値観がちがう

ソファに座るとき前のテーブルに足をのせる例についても話してみました。

これは彼自身も日常的にしているそうです。

家に遊びにきた彼女や友達がおなじように足をのせても、なんとも思わないらしいです。

そのテーブルは足おきというわけではありません。

飲みものをおくこともあるにもかかわらず、足ものせちゃうスタイルなのです。

私は悟りました。

“あぁ、彼らとは清潔感にまつわる価値観がちがうのだな” と。

その一方で、こう思いました。

ソファに座りながらテーブルに足のせるのめちゃめちゃ楽そうやな…!

机に足をあげても怒られない世界、楽しそうやん…!

と。(うらやましいんかい)

きたないものはきたない

彼は私が言いにくいことを代弁してくれました。

「アメリカ人はきたないよ!!」

同調していいのかどうかわからなかったので、笑ってやりすごしました。

でも、そんな彼でも許せないことがあるそうです。

それはベッドの枕に足をのせる行為です。

ものは試しで彼に「もし家に遊びにきた友達があなたの枕に足をのせたらどうする?」と聞いてみました。

すると彼はやや食い気味に答えました。

 

「殺す!!」

 

それはイヤなんかい!!

さすがに顔まわり関係に足がくるのは不快だそうです。

そこは日本人の感覚とおなじなのだとわかり、ちょっとうれしかった瞬間でした。

あとがき

いかがでしたか?

『お行儀』という、一見かたくるしいテーマでも意外とカジュアルに話せるんですよね。

海外に住んだ経験がある日本語教師は、このようなカルチャーショックネタも持っているのが強みだったりします。

日本から1歩たりとも出たことがない先生も安心してください。

「こんなウワサを聞いたんだけど、ほんとうなの?」と質問形式でネタふりをすればいいのです。

フリさえしてしまえば、あとは生徒のターン!

会話練習ですからフォローアップ質問もおりまぜながら、彼らの話を聞いてあげましょう。

こちらのブログでも引き続き、生徒にウケがよかったテーマをご紹介していくのでつかってみてください。

そのほかのトピックリスト一覧はこちらにまとめています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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