カナダ生活|留学あるある?海外のカレッジで受けたカルチャーショックをレポート

海外生活

こんにちは、フリーランスのちひろです。

本日のテーマは “カナダ生活” です。

私は2年前にカナダのカレッジに通っていました。

そこではいろいろなカルチャーショックを受けました。

“おもしろいな” と思えるものからイライラさせられるものまで、ほんとうにいろいろな体験をしました。

留学やワーホリ、海外生活にはつきものかもしれませんね。

今回は、そんなカルチャーショックをご紹介していきます。

カルチャーショックとは?

カルチャーショックは「文化的衝撃」ともいわれます。

異文化やこれまでとはちがう環境に身をおいたときに感じる心理的ショックのことですね。

海外では日本の常識が通じなくて戸惑うこともおおいです。

このカルチャーショックはおおきすぎるとストレスになります。

じつは留学ウツやホームシックになる危険性もあるんですよね。

とはいえ、私はカルチャーショックを前むきにとらえています。

“そんな生きかたもありなのか!” と、あらたな気づきがうまれるからです。

カナダのカレッジで受けたカルチャーショック事例

ここからは私がカナダのカレッジで受けたカルチャーショックの例を5つご紹介していきます。

生徒の服装がラフすぎる

まずは私にいい影響をあたえてくれたカルチャーショックをシェアします。

私は現地の学生たちの服装があまりにもカジュアルなことにおどろきました。

ほとんどの生徒が “スウェットやヨガパンツにスニーカー” という身なりだったのです。

そのままジムにいけるような格好で授業を受けるのが当たり前でした。

メイクをしている学生も日本の大学とくらべると圧倒的にすくないです。

この文化を知らなかった私は、日本にいたときと同じ感覚でヒールをはいたり髪を巻いたりして登校しました。

すると、「今日はパーティーでもあるの?」と聞かれてしまいました。

まわりの学生たちのファッションがとてもシンプルなので、おしゃれをすると目立つんですよね。

彼らに話を聞いてみると “だらしない格好は相手に失礼” という考えは一般的ではないようでした。

それよりも、自分にとって着心地がよく快適な服装ですごすことを重視していました。

大学のバーで飲酒できる

私がかよっていたカレッジには図書館、カフェ、スポーツジムだけでなくバーが併設されていました。

このバーは夕方からオープンし、夜にはクラブイベントがおこなわれることもありました。

学校の施設としてお酒を提供している場所があるとはおどろきです。

写真つきの身分証明書をもっていけばだれでも利用可能です。

品ぞろえはビールやワイン、カクテル、shooters(ちいさめのショット)というラインナップでした。

価格は1杯$4.87(日本円で約438円)からで、大学生にとってはなかなか良心的な価格といえます。

いなかにあるカレッジだと、授業おわりにダウンタウンのバーやレストランまで移動するのが大変なんですよね。

そのような理由で学内のバーはわりと重宝されていました。

部活動の打ちあげに使われることもおおかったです。

遅刻してくる生徒に寛容

お次にご紹介するのは、文化のちがいにイライラさせられた例です。

その日は期末テストでした。

朝の9時から試験開始だったため、私は20分前には教室でスタンバイしていました。

ほかの生徒もテストの時間にあわせて来ていました。

しかし、たったひとりの生徒だけテストの開始時間になってもあらわれませんでした。

まぁいいでしょう。

この生徒は遅刻常習犯でした。

ふだんの授業にもいつも遅れてきています。

このままテストを受けられずに落第して遅刻グセをあらためるがいい!

私はそんなふうに考えていました。(いやなヤツ)

すると、教授は予想外のことばを口にしました。

「テストの開始時間になりましたが、生徒がまだひとり来ていないのでみんなで彼を待ちましょう

いやいやいやいや、それはないでしょうよ。(だれ)

“そんなの、テストの日に遅刻してきた人の責任やん!” と思ってしまう私はひどいヤツでしょうか?

いつも時間厳守な人がテストの日にかぎって遅れているならまだわかります

なにかトラブルがあったのかな?地下鉄が止まってるのかな?と、考えます。

しかし、今回遅れているのはつねに時間をまもる気がない生徒です。

私は “なんでそんなヤツに付きあわなきゃいけないんだ!” という気持ちでいっぱいでした。

あまりにもムカついたので「それっておかしくないですか?」と抗議しました。

教授はいいました。

「きみの気持ちはよくわかるんだけど、彼はもしかしたら家庭の事情でいつも遅刻しているかもしれないよね」

「ぼくは教授の立場としてその可能性にも配慮したいんだ。許してくれるかな?」

うーーーん。正直、納得できるようなできないような複雑な気持ちでした。

結局、私たちは遅刻魔の男を20分も待ち、そこからテストを開始しました。

ちなみに、彼は遅れてきてわるびれる様子もなく「おいーっす!」的なテンションで教室にはいってきました。

きぃいいいぃー!!!こいつー!!!ムカつくぜ…!

日本の大学に通っていたときは、遅刻する生徒に合わせる経験をしたことがありませんでした。

ですので、遅れてくる生徒に対して寛容な教授の姿が信じられませんでした。

授業中に飲み食いしてもOK

お次も授業中に受けたカルチャーショックです。

私がかよっていたカレッジでは授業中の飲食がOKでした。

生徒たちは教授の話をききながら、マフィンやサンドイッチを食べているんですよね…。

それを見た教授が「いまは授業中だぞ!やめなさい!」と注意することもなく、平然と授業をつづけていました。

なんなら教授もコーヒーを飲みながら話していて、なんだかリラックスムードです。

また、校内の図書館でも飲食は禁止されていませんでした。

生徒たちが図書館でピザやハンバーガーを食べている姿を見たときは「なんて自由なんだ!」と感動すらおぼえました。

でも冷静に考えると食べものをさわった手で本やパソコンに触れるわけなので、結構きたないんですよね。(小声)

部活に入るためのトライアウトがある

ここまでは比較的、カナダのカレッジの自由な様子をおとどけしました。

最後は意外ときびしい一面をご紹介します。

それは部活のトライアウトです。

トライアウトは入部テストのようなものです。

じつは、だれでも好きな部活に入れるわけではないんですよね。

特定の部活でプレイしたいなら入部テストに合格せねばなりません。

実力がなければプレイの機会すらあたえられない、というかなしいシステムです。

これでは未経験者がはいりこむ余地がありません。

入部前からプレイヤーの選別をするとは、なんだか実力社会の北米らしいですね。

部活によっては選手は1軍と2軍に分けられます。

せめて2軍にでもはいれれば練習には参加できます。

しかし、大会に出場したいなら1軍にあがってセンバツメンバーにえらばれないといけません。

学校の部活なのに、まるでプロスポーツ選手の世界のようです。


あとがき

カナダのカレッジでは、おおくの場面で自由さを感じました。

カレッジ内で生徒たちが子供やお客さんあつかいされることはけっしてありません。

授業中も生徒と教授は対等な立場で意見をかわしていました。

教授が生徒を受けとめる態度は日本の大学では経験したことがないもので、とても心地よく感じました。

また、カナダのカレッジで受けたカルチャーショックによって、“いままで細かいことを気にしすぎていたかもしれない” とも思わされました。

はじめは戸惑いもおおきいカルチャーショックです。

けれども、自分の身で体験できてよかったと思える出来事でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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