カナダワーホリ体験談|つらいジャパレス仕事をやめなかった理由と乗りこえた方法

海外生活

こんにちは、フリーランスのちひろです。

本日のテーマは “ワーホリ” です。

私はカナダワーホリのあいだ、ジャパレス(日本料理店)ではたらいていました。

このジャパレスの仕事が、かなりつらかったです。

前回の記事では、そんなジャパレス体験談をシェアしました。

「そんなにつらかったなら、やめればよかったのに!」と思う人もいるかもしれません。

私自身、なんどもギブアップしそうになりました。

しかし、結局、ワーホリビザの期限が切れるまでそのレストランではたらきつづけました。

そこで今回は、つらいジャパレス仕事をやめなかった理由をおとどけします。

さらに、その状況を乗りこえた方法についてもご紹介します。

ジャパレスの仕事がつらかった理由

まずは、ジャパレスの仕事がつらかった理由をおさらいしておきましょう。

結論からお伝えすると、お店の女性マネージャーにコテンパンにやられたからです。

このマネージャーは好ききらいがはげしいタイプでした。

また、新人に対するあたりもとてもキツかったです。

私ももれなくロックオンされました。

その結果、イジワルをされるようになりました。

ジャパレスの仕事をやめなかった理由

マネージャーにロックオンされてからというもの、仕事がかなりゆううつでした。

イヤミや言いがかり、ぬれぎぬの嵐でまいにち不快な気分ではたらいていました。

なんでこんな理不尽なことばかり言われなきゃいけないんだ!とめちゃめちゃくやしかったです。

それなのにどうして仕事をやめなかったのか?

理由はみっつあります。

負けずぎらいだった

ひとつめの理由は負けずぎらいの性格が全面的にでたからです。

マネージャーからの攻撃がはじまってしばらくすると、私の頭にある考えが浮かびました。

“このマネージャーは、私にイライラさせて 「もうやめます!」 と言わせたいのではないか?” と。

そして、そっちがその気ならいつまでもいすわってやろうじゃないか!という気持ちがめばえました。

彼女の攻撃に耐えられなくなってやめたら、私が負けた構図になると考えたのです。

当時の私は “言われっぱなしでおわりたくない!” というなぞの闘争心にもえていたというわけです。

やめグセをつけたくなかった

つらいことや苦しいことに耐えるのが美徳、みたいな文化が昔の日本にはありましたよね?

私は典型的にそのタイプです。

この考えかたもジャパレスの仕事をやめなかった理由のひとつです。

“つらさを感じたときに逃げてしまうと、これからさきもクセになってしまうのではないか…”

そんな不安があったのです。

あたらしい職場を探す気力がなかった

最後に、あたらしい仕事を探す気力がなかったのも理由にあげられます。

私の場合は、ワーホリビザの有効期限が半年をきってからジャパレスではたらきはじめました。

採用側からすると、ビザが半年以下のワーホリより1年のこっている人のほうがいいですよね。

ですから、新しく仕事探しをはじめたところで、はたらける場所はかなり限られるだろうと予想しました。

のこり少ないワーホリ期間をふたたび仕事探しに消費するのにも抵抗がありました。

また、マネージャーから攻撃されるようになったのは仕事をすでにおぼえおわった時期でした。

“いまやめたら、これまでの努力がぜんぶムダになる” と考えてしまったのも一因です。

つらいジャパレス仕事の乗りこえかた

ここからはマネージャーからの攻撃を受けつつもジャパレスの仕事をつづけられた4つの方法をご紹介します。

同僚や友人のたすけを得る

このジャパレスでは、マネージャーの新人いびりは名物でした。

ほかのスタッフからすると “またはじまった…!” という感じだったのでしょう。

まわりの同僚は私が落ちこんでいるときにフォローしてくれました。

また、職場の外で新人いびりについて友人と話したりもしました。

すると、「めっちゃわかるー!うちもそんな感じだよ!」というリアクションを得ることが多々ありました。

友人の職場での苦労話をきくと、大変な思いをしているのは自分だけではないことがわかって救われた思いがしました。

「お金のため」と割りきる

マネージャーから理不尽に責められたときは、心を無にするようにしました。

だれかにひどい扱いをされると自分の人格を否定された気がして、落ちこみますよね。

けれども、この手のタイプのイヤミは人格否定ではありません

なんでしょう、犯罪でいうところの愉快犯でしょうか。

ただの新人いびりです。

攻撃する相手はだれでもいいのです。

そこで私は “べつにこの人に好かれたくてここではたらいているわけではない、お金のためなんだ” と気持ちを切りかえました。

つらい環境にいすわるなら、なにか目標をきめるのがおすすめです。

そうしないと自分のささえになるものがないので、すこし攻撃されただけで心がポキッと折れてしまいます。

お客さんとの交流を楽しむ

私に対するマネージャーのあたりがキツかっただけに、お客さんは神様のように思えました。

ジャパレスにくるお客さんは基本的に日本文化や日本人への関心がたかいです。

彼らの接客をするのはほんとうに楽しかったです。

いつしか、お金だけでなくお客さんとの交流も心のささえになりました。

すくなくとも、お客さんと話しているあいだはマネージャーからの攻撃を受けずにすみます。

さすがのマネージャーもお客さんの前ではいい顔をします。

「この人、裏ではこんな感じじゃないんですよ〜!」とお客さんに言いたくなるほどに。

ですから、私は積極的にホール側にいるようにしていました。

“マネージャーとの接触をさけるためにお客さんのほうに逃げていた” とも言えますね。

おかしいときはおかしいと言う

マネージャーからのイヤミやいやがらせは毎回、想像の域をこえていました。

“この人、いったいなんなの?だれ?” と純粋に疑問でした。

動物園で新種のいきものを見ている、もしくは宇宙人と遭遇したような気分になってきたのです。

そうなってくると、マネージャーの言いがかりを客観的にとらえられます。

“いまの発言はあきらかにおかしいよな…” と冷静に分析できるようになるんですよね。

人と人のバトルでは論理的になれたほうが勝ちです。

そこで、論理的に反論できそうなときは、切りかえすようにしていました。

こちらの言い分に筋が通っていると相手もそれ以上は攻撃してこなくなります。

「あっそう、それならいいけど」と、いきおいをうしなうのです。

とはいえ、このふてくされた態度は人としてどうなんでしょうか…。

いずれにしても、いったんは引きさがります。いったんは。


あとがき

当時の私は、マネージャーからの攻撃に耐えて職務をまっとうしました。

しかし、いま振りかえってみると「あんなところ、とっととやめればよかった」という気持ちのほうがおおきいです。

なぜなら、精神的な苦痛をがまんして得られたものはなにもなかったからです。

得られたものといえば、拘束時間に対して支払われた給料くらいです。

労働中の苦しみやつらさに耐えれば永住権がもらえるとか就労ビザが手にはいるなら、耐える価値もあるかもしれません。

この点については、前回の記事でもチラッとお伝えしました。

でも、そうでないなら話は変わってきます。

限りあるワーホリビザの期間を悩みながら過ごすのは、ほんっっっっとうにもったいないです。

思いきって環境を変える勇気も必要ですよね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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