カナダワーホリ体験談|留学・ワーホリに反対する親を説得する方法

海外生活

こんにちは、フリーランスのちひろです。

本日のテーマは “留学・ワーホリ” です。

「海外生活に挑戦したい!」と親に伝えたとき、反対されてしまう人が結構いるんですよね。

前回の記事では、親が子どもの留学やワーホリに反対する4つの理由をシェアしました。

また、親とケンカ別れをして旅立つデメリットについてもご紹介しました。

今回はその続編として、親に渡航を反対されたときに説得する方法をお伝えします。

親が留学・ワーホリに反対する理由

まずは、前回の記事でご紹介した内容をおさらいしておきましょう。

親が留学・ワーホリに反対する理由は以下の4点でした。

・留学費用がたかい
・渡航先の治安が心配
・キャリアブランクを不安視
・はやく結婚して落ちついてほしい

ここにはひとつ大切なポイントがかくれています。

親はイジワルで子どもの留学やワーホリに反対しているわけではない、ということです。

わが子を危険で大変な目にあわせたくない親心による部分が大きいです。

私たちにとっては、ここに救いの余地があります。

親を説得して旅立つべき理由

次に、留学やワーホリを強行突破すべきでない理由もあらためてまとめておきます。

以下の3点をご紹介しました。

・渡航先で困ったときに相談できない
・うれしい報告すら気軽にシェアできない
・親が日本で元気にしているかつねに不安

親の反対を押しきって渡航するということはケンカ別れを意味します。

親から干渉されない代わりに協力もしてもらえません。

自分が連絡を取りたいときだけ都合よくふるまうなんて、もってのほかです。

さらに、海外へ旅立ってしまうと親の身になにか起きてもすぐ会いにいけません。

ケンカ別れはあとでぜったいに後悔します。

留学・ワーホリに反対されたとき親を説得する方法

ここからはいよいよ、親が留学・ワーホリに反対しているときの説得方法をご紹介していきます。

親を説得するためにはまず “本気度を伝える” のが大切です。

どれだけ本気で海外に行きたいのかを伝えて、それが自分のしあわせにつながることをアピールできればまだ希望はあります。

“わが子にしあわせになってほしい” という親心にうったえかけるのがポイントです。

とはいえ、口だけでは本気度が伝わりにくいです。

だれもが客観視できる資料を用意するのがベストでしょう。

また、親を感情論でなく“論理的に” 説得する冷静さも必要です。

貯金や奨学金制度にチャレンジする

最初は、お金の問題から解決していきましょう。

社会人の留学・ワーホリなら自分でお金を用意できますね?

その場合はとにかく節約と貯金につとめましょう。

私も2年前にワーホリを経験していますが、親から「お金は大丈夫なの?」とかなり心配されました。

そこで、親を安心させるために貯金をがんばりました。

数年間ははたらかなくても生活できるだけのお金をためたところで、親に通帳を見せました。

これがいわゆる客観視できる資料です。

“ワーホリをするために自分でこれだけ真剣に準備しているんだ!” という努力を可視化するのです。

自力でお金をかせぐのがむずかしい学生は、奨学金に挑戦するのも良いでしょう。

うまくいけば学生でも自力でお金を用意できます。

ご存知のとおり、奨学金はかんたんにはもらえません。

審査に落ちてしまう可能性もゼロとは言いきれないですよね。

でも、そこにあえて挑戦することで親がその本気度を認めてくれる可能性があります。

親の意見もとり入れてみる

次は、渡航先の治安を心配する親を説得するための方法です。

自分の意思だけを押しとおそうとするのではなく、親にゆずれる部分がないかを考えてみるのも有効です。

たとえば、あなたがアメリカ留学を希望しているとします。

それに対して、親に「アメリカは治安がわるいからダメ!」と反対されるとしましょう。

そんなとき、感情論で「いやだ!ぜったいにアメリカがいい!」と言ったところで状況はなにも変わりません。

しかし、渡航先を変えると親が考えなおしてくれる場合があります。

アメリカではなく、ニュージーランドやカナダはダメですか?

これらの国はアメリカよりも治安がいいと言われています。

カナダのアジア人がおおく住むエリアであれば、アジア人差別は起こりにくいです。(治安にかんする記事はこちら)

また、日本との物理的な距離が遠ければ遠いほど、親の不安は高まります。

なにかあったときにすぐ帰国したり、親がかけつけたりするのがむずかしいからです。

そこでまずは近場のフィリピンに留学してみるのはどうでしょうか。

最初はフィリピンでひとりでもやっていけることを親に証明してから、アメリカに移動する手もあります。

いわゆる2ヵ国留学ですね。

お金の問題をかかえている人も、物価がやすい国に渡航先を変えてみるのはどうですか?

そうすれば、留学やワーホリを実現できる可能性がたかまります。

渡航先での計画を可視化

今度はキャリアブランクを心配している親への対策です。

親からすると「海外でふらふら遊んだだけで終わるのではないか?」という不安があるそうです。

いまの時代、英語なら日本国内でも勉強できます。

ですから、わざわざ留学・ワーホリをしないといけない理由を説明する必要があります。

“アメリカのこの大学で〇〇を専攻したいんだ!”

“カナダのこの企業でインターンシップを経験したいんだ!”

など、具体的な目標があることが望ましいです。

大学の資料を取りよせたり、企業情報をまとめてプリントアウトしたりして親に熱意を伝えましょう。

親へのプレゼンテーションみたいなものですね。

こうすることで、渡航にむけての準備や計画を可視化できます。

味方を見つける

最後に、“はやく結婚して落ちついてほしい” と考えている親を説得する方法をシェアします。

親としては、海外でゼロから人脈をつくるあいだに適齢期をのがしてほしくないという思いがあるようです。

じつは、私の父親がまさにこのタイプでした。

当時の私がこの状況をどのようにして乗りきったかというと、味方を見つけました

さいわいにも私の場合は母親と祖母が留学やワーホリに対して肯定的でした。

母親は結婚適齢期について、「この子が結婚したいと思ったときが適齢期」という名言を残しています。

また、祖母は父親もきちんと子ばなれする必要がある、とさとしました。

ご存知のかたもいらっしゃるかもしれませんが、“親ばなれ” に対して “子ばなれ” という言葉があります。

子ばなれとは、親が子どもの自主性を尊重して度をこした干渉をやめることをさします。

留学やワーホリを許す・許さない論争は、親がきちんと子ばなれできるかどうかも試されるんですよね。

だからといって、子どもが「お父さんもきちんと子ばなれしなさいよ!」なんて言うと怒られてしまいます。

その衝突をさけるために、留学やワーホリを応援してくれる第三者に入ってもらうことで状況がよくなるケースもあるのです。


あとがき

いかがでしたか?

なんとか親を説得できそうでしょうか。

“留学やワーホリに反対された” というできごとだけをみると、親は敵のように思えます。

しかし、実際はただ子どもに大変な経験をさせたくない親心からくるものだったりもします。

ですから、まずは冷静に話しあいましょう。

一度の話しあいでは解決しないかもしれません。

けれども、おたがいに会話を重ねてすこしでもゆずる気持ちが持てれば、親の考えかたも変わる可能性があります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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