日本語教師|italkiで日本語を教えるときはレッスン時間を意識しよう

仕事

こんにちは、フリーランスのちひろです。

本日のテーマは “日本語教師” です。

私は現在、italkiというプラットフォームを利用して外国人に日本語を教えています。

日本語を教えはじめて1年がたちますが、新人時代は時間管理に苦労しました。

1時間レッスンなのに時間をオーバーして1時間10分レッスンになったりしたんですよね。

ひどい時は1時間半になったこともあります。

もちろん、レッスン時間を延長してももらえるレッスン代は1時間分だけです。

延長料金を受けとれるわけではありません。

そうなのです。

時間管理ができないと、ただただ自分が損をします。

そうならないためにも、今回はitalkiで日本語を教えるなら知っておきたい時間管理のコツについてシェアしていきます。

時間管理に苦労した理由

まずは私が時間管理に苦労した理由をかんたんにご紹介させてください。

「はい!今日はここまで!」を言いだしにくい

学校での授業ならチャイムがあるので授業がおわるタイミングが明確です。

一方、オンラインレッスンはチャイムがありません。

教師側から切りださないといけないんですよね。

ところが、レッスン終了時刻と同時に「はい!今日はここまでです!」と切りだすのって勇気がいりませんか?

私だけでしょうか。

なんだか「この瞬間を待っていました!」と言わんばかりで、わるい印象をあたえてしまうのではないかと不安になります。

とくに会話練習の授業はめちゃめちゃ切りだしにくいです。

そろそろレッスンを締めたいタイミングにかぎって話が盛りあがったりするんですよね。

生徒が楽しそうに話しているのに「あ、ごめん、もう時間だからおわろう!」なんて言いだせません。

そして、タイミングを見計らっているうちに5分、10分と時間が過ぎてしまうのです。

生徒のレベルを正確に把握できていない

生徒の日本語レベルを正しく理解できていないと時間管理がむずかしくなります。

たとえば、過去にはこんなことがありました。

その授業では生徒といっしょに文法問題を解いて、レッスン終了の5分前に生徒に最終問題をあたえました。

私はこの瞬間に “うわ!しまった!” と思いました。

生徒の日本語レベルにしてはすこしむずかしい問題だったからです。

案の定、生徒はかなり頭を悩ませている様子です。

彼がひとつの答えをだすのに5分もかかってしまいました。

そのうえ、ひねり出した答えもまちがっています。

すでにレッスンの終了時間をむかえていましたが、問題をあたえたからには解説までせねばなりません。

自業自得ですがレッスン時間を延長して解説するハメになったのです。

時間管理も教師の仕事のひとつ

教師として1年間活動してみて思うのは、“時間管理も仕事のひとつ” だということです。

時間をオーバーしてまでも教えきるなんて熱心で責任感の強い教師のようにも見えます。

しかし、冷静になって考えるとただただ計画性がないポンコツです。(自戒)

冒頭でもお伝えしたように、授業を延長すれば自分が損をします。

ボランティアで日本語を教えているわけではない以上、時間の扱いには厳しくすべきですよね。

授業を終わらせるための言いわけ集

損はしたくないものの、言いだしにくいものは言いだしにくいです。

そこでここからは、罪悪感をおぼえずに授業をおわらせる切りだしかたをご紹介します。

「もうすぐ授業がおわるけど質問ある?」

これは授業の終了時間がせまっていることを生徒にも認識してもらうためのフレーズです。

私は話がひと段落ついたところで「もうすぐ授業がおわるけどなにか質問はある?」と聞くようにしています。

そうすることで自然に授業のまとめに持ちこみやすくなります。

このひとことはけっこう重要です。

これがないと「じゃあ、今日の授業はこれでおわろうか!」と締めたタイミングで、「あ、待って!質問がある!」といわれてしまったりします。

また、レッスン中にこまめに質問の有無を確認するのもおすすめです。

というのも昔、授業中にうかんだ質問をためこんでいた生徒がいたからです。

レッスンの終了時刻に「質問が4つあります!」といわれてしまい、イスごとひっくりかえりそうになりました。

「次のレッスンがあるからいかなくちゃ!」

「じゃあ、今日はここでおわりにしようか!」がいいにくい人におすすめのフレーズはこれです。

「ごめん!次のレッスンがあるからもういかなくちゃ!」

このフレーズはとても切りだしやすいです。

レッスンがカツカツにつまっている人気の先生感を演出できるのもいいですよね。

次のレッスンがなくても、次のレッスンがあることにしておわらせましょう。(小声)

「もっと話したいんだけど続きはまた今度ね!」

レッスンの終了時刻をむかえたタイミングで自分が話しているときに使えるフレーズはこちらです。

「もっと話したいんだけど長くなるから続きは次のレッスンではなすよ!」

これはどさくさにまぎれて次のレッスン予約を取りつける作戦です。

このフレーズを使うと生徒は話のつづきが気になるので、100%の確率で近日中にあたらしいレッスン予約をいれてくれます。

本来なら、長くなる話を授業の終わりがけに話しはじめるべきではないですよね。

けれども、生徒にレッスンをリピートしてもらうテクニック的にあえて導入するのもありだったりします。

授業の終わりぎわに「まだまだ話したいことがある」「まだまだ聞きたいことがある」なんて伝えると、生徒はよろこんで次回予約をしてくれますよ。

「あ、ちょっと時間がすぎちゃった!ごめんね!」

時間を意識していたのにオーバーしてしまったときはこれです。

「あ、ちょっと時間がすぎちゃったね!ごめんね!」

このフレーズは “(私はいいんだけど)あなたの時間をうばってしまってごめんね” のスタンスで言えるので、切りだしやすいです。

生徒もだいたい「こちらこそごめんね!今日はおわろう!」と返してくれてスムーズにレッスンを終了できます。

レギュラー生徒の場合、いつも規定のレッスン時間をオーバーしていると延長レッスンがあたりまえになってしまいます。

そうなると生徒はいつまででも話しつづけます。

しっかりとメリハリをつけたいのであれば、最初の段階で時間管理をきちんとしている姿勢を見せましょう。(と自分にも言い聞かせる)

あとがき

いかがでしたか?

時間通りにレッスンをおわらせられそうでしょうか?

じつは、生徒のほうから「あ、もう時間ですね!」と切りだしてくれるケースもあります。

ですが、たいていは教師がよきタイミングでレッスンの総括やまとめに入って定時でおわらせます。

はじめは勇気がいりますが、「時間外労働はしないぞ!」という意識をもってすこしずつ慣れていきましょう。

生徒にレッスンをリピートしてもらうために授業内で使える便利アイテムはこちらにまとめました。

フリートーク授業で活用いただけるトピックリストはこちらです。

未読のかたはご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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