こんにちは、フリーランスのちひろです。
私がitalkiでオンライン日本語教師として働き始めて10ヶ月が経ちました!
なにをするにも三日坊主な私にしては、意外と長続きしています。
生徒に授業の感想を聞いたり、他の先生に対する口コミを読んだりすると “この仕事に向いている性格だから続けられているのかな?” 考えるようになりました。
そこで今回の記事では、生徒の意見も交えながら日本語教師に向いている人の特徴をまとめていきます。
「日本語教師になりたいけど私でもできるかな…」と不安に思うかたの参考になればうれしいです。
日本語教師に向いている人の特徴6つ
私は授業中に「過去にリピートしなかった先生はいる?」と生徒に聞くのが趣味です(悪趣味)。
彼らにレッスンの受講が一回きりで終わってしまった理由を聞いてみると、共通点がいくつかありました。
以下ではそんな共通点も紹介しながら、日本語教師に向いている人の特徴をお伝えしていきます。
真面目
いたって普通ですが、やはり教師に真面目さは欠かせないでしょう。
「仕事なんだから真面目にやって当たり前じゃん!」と思われるかもしれませんが、オンライン日本語教師の中には不真面目な人も紛れています。
私の生徒に聞いたところ、授業をしながら片手間でゲームや別の作業をしている教師もいるそうです。
やつらの手口はとても簡単です。(やつらの手口w)
オンライン授業の場合、SkypeやZoomを使ってビデオ通話でレッスンしますが、手元はカメラに映さないようにできます。
そこで、画面には胸から上だけを映しておき、フレームアウトさせた手元で携帯ゲームをする教師がいるという報告があがっています。(報告ww)
本人は完璧な作戦だと思っているかもしれませんが、これって生徒側からするとすぐ分かります。
なぜなら、目がキョロキョロと泳いだり二の腕部分が不自然に動いたりしているのが画面越しに分かるからです。
あとはメガネをかけている人も要注意です。(いつの間にか注意喚起)
これは私がオンライン英会話の授業を受けた時の経験ですが、フレームアウトした手元で操作している携帯画面がメガネのグラス部分に写っているのが丸見えでガン萎えしました。
オンライン授業は画面外で何かをしようとすれば簡単にできる状況です。
ですが、そこで自制して真剣に生徒と向き合う真面目さがあると、授業をリピートしてもらえる先生になれるでしょう。
几帳面
私はこれまで200人以上の生徒とレッスンをしてきました。
文法を教える授業でも日常会話のレッスンでも、これだけの生徒をかかえているとハッキリ言って、どの生徒となにをどこまで話したか分からなくなる時があります。(ハッキリ)
ですから、生徒ごとに個別の授業ファイルを作れるような几帳面さがあるとベストです。
私の場合は全てデータ化するのが楽なので、ワードで生徒ひとりひとりのファイルを作っています。
そこに生徒の名前と授業の日付、内容を記入していきます。
実はこのファイルを作っていなかった期間に、私は大きなミスをしてしまいました。
それは、5回ほど私のレッスンをリピートしてくれている生徒との授業中に起きました。
その生徒との授業ではフリートーク練習をしていたのですが、前回のレッスンで聞いた質問と同じ質問をしてしまいました。
そして、生徒に「前の授業でも説明したんですけど、」と前置きされた上で回答してもらう羽目になり、激気まず空間ができあがりました。
当時の私は色んな生徒と授業をしすぎて、まさに誰と何を話したか詳細に覚えていない状態でした。
この事件以降は、各生徒専用のファイルを作ったことで「Aのトピックについては話したけどBについてはまだだな!」と授業前に把握できるようになりました。
めでたしめでたし。
臨機応変に対応できる
授業をしていると、とっさの判断で臨機応変に対応しないといけない場面も出てきます。
たとえば、こちらが用意していたレッスンプランに生徒が乗り気ではなくて、予定とは違う内容で授業を進めないといけないシーン。
生徒からとっさに予期せぬ質問が出て、解説してあげないといけない状況。
フリートークレッスンで「今日はこのトピックで話したいです!」と急にリクエストされる時。
このような瞬間が必ず訪れます。
真面目な教師であれば事前準備はしっかりできますが、いつも予定通りに授業を進行できるとは限りません。
そんな時に、準備していないことでも即座に対応できる能力があると生徒からいい評価がもらえます。
我慢強く教えられる
これは私がレッスンをして初めて知ったことですが、忍耐強い教師も生徒から気に入られるようです。
というのも、生徒の学習意欲や予習復習に確保できる時間にはかなり個人差があります。
その結果、日本語能力が伸びづらい生徒も出てきます。
授業を進めていくうちに過去に教えた内容を忘れたり、何回も同じ説明をしなければならなかったりする事態も発生します。
そこで、「何回言わせんねん!コラァ!」(誰?)という気持ちを顔や態度に出してしまうと確実に生徒離れにつながります。
また、「ふんッ、それは前回教えたけどさッw」と鼻で笑う行為も禁止です。
私の生徒の中には、自分がうまくできなかったことに対して先生に鼻で笑われた経験がある人がいて、ものすごくトラウマになっていました。
その先生自身は鼻で笑ったつもりはないかもしれませんが、そもそも日本人は北米人と比較して必要以上に笑う癖があるので要注意です。
生徒の学習環境や能力差を尊重して、我慢強く冷静に指導できる教師になれると生徒に喜ばれるでしょう。
気持ちの切り替えが上手
やはり教師もひとりの人間ですから、テンションが上がりきらない日もあります。
人間だもの by みつを
しかし、調査してみると「先週の先生は元気がなかったから、その先生の授業はもう二度と受けないよ!」と教えてくれた生徒がいました。
それもひとりやふたりではありません。
オンラインの日本語教師には元気がない人が結構いるみたいです。大丈夫でしょうか…。(余計なお世話)
元気がない先生がリピートされないと分かった以上は、元気そうに振る舞って授業をせねばなりません。
ということで、気持ちをうまく切り替えてテンションを上げられる教師は、固定の生徒を作りやすい状態になるでしょう。
言語学習や異文化に興味がある
教師自身が第二言語を学んでいる場合は、言語学習の難しさを理解しているのでより生徒に寄り添った授業ができるでしょう。
自分の学習経験を通じて生徒がつまづきやすいポイントも分かるので、生徒がなにに苦労しているのかを捉えやすいです。
また、仮に英語が分かる教師ならば「英語では〇〇だけど、日本語では△△」といった形で、学習者の母国語と比較しながら教えられるので論理的な説明をしやすくなるメリットもあります。
さらに言語だけでなく、異文化に興味があれば生徒との会話を純粋に楽しめます。
教師もその場を楽しめれば授業は自然に盛り上がるでしょう。
私の生徒はアメリカ、カナダ、ブラジル、中国、韓国、ベルギーなど国籍が様々です。
フリートークレッスンでは、彼らの文化や日本文化との違いを知れるので授業を進めながら私自身も楽しく勉強させてもらっています。
あとがき
私はitalki(アイトーキ)というプラットフォームで日本語教師の仕事をしています。
はじめは「無資格の私でもしっかり稼げるのかな…」と不安でしたがいざレッスンを開始すると、とんとん拍子に月収20万円の世界にたどり着きました。
資格を持っていないとどうしても最初はプロの先生と比較して引け目を感じてしまいます。
ですが、プロの先生の授業料は高額だという理由でそこには手が出せない生徒もたくさんいます。
また、フリートーク練習であれば、わざわざ高い授業料を払ってプロの先生に相手をしてもらいたがる生徒は少数です。
資格がなくても生徒のことを第一に考えて真面目にやっていれば、必ず需要はあります。
需要があると言われてもまだ自信が持てない場合は、教師になるための勉強を始めてみるのがおすすめです。
独学で教師になるための勉強方法や授業で使用するテキストは、こちらの記事も参考にしてみてください。
過去記事にはフリートークレッスンのネタ切れ対策のトピックリストをまとめました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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