こんにちは、フリーランスのちひろです。
私が在宅ワークを始めてから1年がたちました。
現在はライターとオンライン日本語教師として仕事をしています。
そのまえは日本で8年ほどエンタメ業界の会社に勤めていました。
在宅ワークを続けてみて会社勤務と比べたときのメリット・デメリットがみえてきたので、今回の記事ではそれぞれの特徴をご紹介していきます。
時代とともに働き方が多様になっていき、今後、オフィスと自宅のどちらで仕事をするか自分で選ぶ機会も増えてくるでしょう。
本記事が「在宅ワークのメリットとデメリットが知りたい…!」というかたの参考になればうれしいです。
お急ぎのかたのために結論からお伝えしておきます。
それではさっそく、詳細を見ていきましょう!
在宅ワークのメリット6つ
まずは在宅ワークのメリットからご紹介します。
総じてストレスが少ない環境となっております。
満員電車と悪天候によるストレスから解放される
在宅ワーク第一のメリットは通勤不要な点です。これはメンタルによい影響を与えてくれます。
会社に電車で行く場合、「今日も1日がんばるぞー!」という気持ちは満員電車に乗ったとたんに半減します。
もはや、ホームに滑り込んできた電車が満員なのを目にしただけでゲンナリです。(電車ぎらいレベルが半端じゃない)
なんなら、私の場合は雨の日に靴が濡れるとやる気がなくなるタイプなので、悪天候の日は家から駅に向かう時点でブルーな気分です。
けれども、在宅ワークなら電車内のもみくちゃ騒ぎや雨風による攻撃もないので、ストレスを感じることなく仕事をはじめられます。
不要になった通勤時間でほかの作業ができる
通勤せずにすむことで、満員電車に乗らなくていいだけでなく新たな作業時間がうまれます。
NHK放送文化研究所が5年ごとに実施している国民生活時間調査によると、現代の日本人の通勤時間は1日で平均1時間をこえています。
週5日勤務だとして1週間で5時間、1ヶ月なら20時間以上を移動についやしている計算になります。
私の場合は日本語教師の仕事を1時間すれば1,500円ほどかせげるので、移動時間を仕事にあてれば1,500円×20時間で30,000円以上の収入を余分に得られます。
電車通勤をしていたころは「この時間でもっとお金をかせげるのに…!」とモヤモヤしていましたが、在宅ワークに切りかえてからは移動時間がなくなったので気分爽快です。
20時間あれば映画6〜7本はみられますし、掃除・炊事・洗濯にまわせる時間も増えます。
これが数ヶ月、1年、数年と続いていくと “チリもつもれば山となる” で大差がうまれます。
自分の仕事だけに集中できる
いざ、1日の仕事が始まってからも在宅ワークの場合はストレスが少ないです。
たとえば会社勤務時は、自分あてではない来客や会社の固定電話にかかってきた問いあわせ対応をせねばならない場面がありました。
お茶だしやオフィス内そうじなどの雑務も同じです。
せっかく集中して仕事を進めているのに、これらの邪魔(言いかたに悪意)が入って自分の作業を中断されるストレスを感じていました。
そこから再び集中力を取りもどすのは時間がかかるので非効率的です。
「はやく自分の仕事に戻りたい…!」なんて口がさけても言えませんでしたが、自分の業務に集中してさっさと終わらせて帰宅したいのが本音でした。
ですが、在宅ワークであれば電話はすべて自分あてで、来客対応やお茶だしをする必要もありません。
結果として自分のやるべきことに集中できるため、ひとつひとつのタスクを仕上げる時間が早まるように思います。
飲み会や接待から解放される
私ごとですが、その日の予定はその日の気分で決めたいタイプなので、「○月○日は飲み会ね!」とか「来週の接待よろしくね!」と言われるとプレッシャーを感じてしまいます。
さらに、ひとり時間が大すきな私としては仕事終わりの趣味の時間を楽しみにしているため、1日の終わりに自由がないのはつらいです。
ですが、さいわいにも在宅ワークに切りかえてからは圧倒的に飲み会のお誘いが減りました。
また、仮にLINEやメールでお誘いがあったとしても断りやすいです。(小声)
会社で面と向かって誘われると、どうしても断りにくいんですよね…。(将来的に友達をなくすタイプ)
いや、もちろんいざ行くと楽しい飲み会もあるんですよ?
でもその日の気分によっては仕事後に直帰してお家でゆっくりしたい時もあるじゃないですか…!
ありますよね?(必死)
ですから、気分屋の私にとっては飲み会のお誘いが少ないというだけでストレス軽減です。
ライターとオンライン日本語教師という仕事柄も関係していますが、接待も一切ありません。
コスメや洋服代が浮く
この際なので現状をリアルにお伝えすると、在宅ワーク中はノーメイクで完全なる部屋着でおとどけしています。
外出するならコンタクトレンズもつけますが、なにしろずっと家にいるのでメガネをかけたりかけなかったりする生活です。
在宅ワークになってからは化粧品やコンタクトなどの消耗品を使用する機会がうんと減ったので、出費もおさえられています。
また、会社勤務していたころは季節や流行に合わせてオフィス用の洋服を買っていましたが、在宅ワークならそれも不要です。
女子力的にどうなのか?という疑問は忘れていただいて、コスメ・ファッション関係の支出を減らせることを覚えておいてください。
ちなみに、ノーメイク生活にともなってメイク時間が浮いたり、肌負担が軽減してお肌の調子がよかったりするというメリットもあります。
体調がいい
通勤時の電車やクライアントとの商談、同僚との会話など人と接触する機会が多ければ多いほど風邪やインフルエンザウイルスをもらう可能性が高まります。
私が在宅ワークに切りかえてからは人と対面でかかわる機会がないせいか、風邪をひきにくくなりました。
毎年2回は風邪をひいていた私ですが(免疫力激弱)、今はずっと家にいるので一度も体調をくずしていません。
例年は風邪のせいで友達との予定をキャンセルしたり、病院代やら薬代やらで臨時出費があったりしたので、この変化も在宅ワークから得られた恩恵といえます。
在宅ワークのデメリット4つ
ここからは在宅ワークのデメリットをご紹介します。
“会社から受けられる恩恵も結構あるのだな…” と感じる内容となっております。
運動不足におちいる
運動習慣がない人は、在宅ワーク中の体力や筋力のおとろえに要注意です。
私なんて、日頃の運動ぎらいがたたって足腰激弱ですよ!(なぜかドヤ顔)
あんなに嫌っていた電車通勤でしたが、車内で立っている時間や通勤中の歩行は運動不足解消という点では意味があったのだと感じます。
会社内でも、自分の机からお手洗い、給湯室、プリンターまで移動するときはある程度の距離を歩いていました。
けれど、ワンルームマンションでの在宅ワーカーは机からトイレや台所まで数歩の距離ですし、プリンターにいたっては椅子に座ったまま手がとどきます。
ですから、自宅で仕事を続ける人は圧倒的に運動量が減ってしまう可能性があります。
しばらく在宅ワークで仕事を進めるつもりなら、意識して運動時間をつくるといいでしょう。
通勤や身支度からの解放で浮いた時間を利用してジムにいくのもいいでしょうし、仕事の合間にリフレッシュもかねて散歩に出かけるのもいいかもしれません。
会社の備品が使えない
私が勤めていた会社では、社員はふせんやステックのり、セロテープなど会社の備品を自由に使えました。
足りない文房具があるときは自分で買いに行かなくてもすぐに拝借できて便利でした。
一方、在宅ワークは文房具だけでなくWi-Fiやプリンターなどの電子機器含め、備品を自分で用意しないといけない手間があります。
それらが家にあればいいですが、ない場合は自分で調達せねばなりません。
また、会社勤務だったらなにも気にせずガンガン使っていた水道や電気の使用量も、在宅ワークとなると少し気になります。
1日中家にいるので光熱費は確実に上がります。
問題解決に時間がかかる
在宅ワークのデメリットは人とのコミュニケーションが減ってしまう点にもあります。
たとえば、作業中に上司や同僚に聞きたいことがあっても直接話しかけられません。
電話もしくはメールでたずねることになりますが、相手がすぐにつかまらない場合もあります。
そんな時は、相手からの返事を待つしかないので問題解決に時間がかかります。
とくにメールの場合はようやく返事が来たと思ってもお互いに意思疎通ができていなければ、また何度かやり取りするハメになります。
「対面で話せたら一発解決なのに…!」と感じた経験は一度や二度ではありません。
また、パソコンやプリンターが故障したときも会社ならば総務部にお任せすれば修理してもらえましたが、在宅となるとそう簡単にはいきません。
機械音痴の私はパソコンやプリンタートラブルがあると、なにがなんだかさっぱり分からないのでその対応に時間を取られてしまいます。
なんでもひとりでできる自由さはメリットであり、デメリットにもなり得ると実感する瞬間です。
二度と会社勤務できない恐れがある
最後は私がもっとも懸念している点です。
私は在宅ワークが快適すぎてもう会社勤務にもどれないかもしれません。
ここまでメリットとデメリットを挙げてきましたが、私にとってはメリットの方が大きいです。
今となっては、朝早く起きてメイクしてスーツを着て満員電車に揺られて…と、自分が会社通勤している姿を想像しただけで疲れてしまいます。(重症)
あとがき
基本的に私は体力ない系女子なので、通勤や雑務、飲み会をさけられる在宅ワークが気に入っています。
私の仕事の場合は、メイクをしなくても大丈夫なので毎日すっぴん&カジュアル部屋着で過ごしています。
仕事を始めるまでのハードル(通勤やメイクなど)がないため、毎日の生活自体がとてもシンプルになりました。
しかし、シンプルになりすぎて他者との交流は確実に減りました。
ですから、仕事上でのコミュニケーションが減ってしまった分、週末には友人や家族と思いっきり休日を楽しむようにしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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