東京オリンピック2021|スペイン人上司から学んだフリーランスに大切な心構え

仕事

こんにちは、フリーランスのちひろです。

私は来月から東京オリンピックで仕事をすることになっています。

上司はスペイン人女性です。

外国人といっしょにはたらくので、仕事をすすめるなかでいろいろな新しい発見があるでしょう。

日本人とはちがう彼らのやりかたに戸惑うこともあるかもしれません。

オリンピックの仕事が決まった瞬間、そんなふうに考えました。

業務がはじまるのは1ヶ月後ですが、じつはすでに戸惑いを感じるできごとが発生しました。

しかし、そこからフリーランスとして仕事をするにあたって大切な考えかたを学びました。

本日の記事ではそんなストーリーをご紹介します。

日本人は『報・連・相』がだいすき

私がフリーランスになるまえは、ライブエンタメ業界で8年はたらいていました。

日本企業だったのでビジネスマナーや仕事のすすめかたは典型的な日本式でした。

社会人の基本として 「報・連・相(ホウ・レン・ソウ)が大切だ!」 なんて言われることがありますよね?

『報・連・相』は報告・連絡・相談それぞれの最初の漢字をとってつくられたフレーズです。

上司や同僚に報告・連絡・相談をこまめにすることで、ミスをふせげたり仕事を効率化できたりするメリットがあります。

私が会社につとめていたときも、報・連・相はまいにちあたりまえにおこなわれていました。

フリーランスの『報・連・相』は?

今回、私は期間契約という形でオリンピック会場ではたらきます。

オリンピックの組織委員会が立ちあげられたタイミングからそこに在籍しているわけではありません。

試合がちかづいてきたタイミングではじめて現場へ送りこまれます

ですので、それまでは現地の情報がなかなかつかめません

採用面接を受けて合格通知をもらったのは2020年の1月でした。

そのあとコロナによる大会延期が発表されました。

いまは中止をのぞむ声もあがっていますが現場では着々と準備がすすめられています。

私のスペイン人上司や同僚の一部はすでに会場入りし、業務を開始しています。

当然、私は上司から現場の様子について連絡をもらえるものだと考えました。

任期がはじまるまえに読みこんでおくべき資料がとどくことも期待していました。

なぜなら、かつて『報・連・相』があたりまえの会社ではたらいていたからです。

一方、来月から業務がはじまるというのに、スペイン人上司からはなんの連絡もありません

それどころか、担当会場のわりふりや全体スケジュール、会場図面すらわたされていません。

私は来月から何日にどこに行ってなにをするのか、まったく把握できていないのです。

もしも、雇用主が日本の会社だったらすくなくとも担当会場の情報やスケジュールくらいはもらえているでしょう。

打ちあわせも1回はしているかもしれません。

スペイン人は事前連絡をしない!?

スペイン人上司からなんの連絡もこないので私は不安になりました。

こっちにも心の準備ってもんが必要です。

資料をもらえれば事前に予習ができるので、上司にとっても報・連・相はメリットなはずです。

それなのにどうして連絡の1本もないのでしょうか?

なんの情報もない状態に不安をおぼえた私は、この上司と親しい人物に質問してみました。

「上司から仕事の情報がまったくこないのですが、どうしてでしょうか?」と。

すると、彼は答えました。

「あぁ、彼女から連絡がくるのはきみの任期がはじまる数日まえだと思うよ。それも初日の集合時間と場所だけだね」

彼いわく、私があらかじめ仕事にかんする詳細情報をもらえる可能性はかなりひくいそうです。

なぜなら、事前に資料をもらって読みこむのは仕事の一部だと考えられるからです。

私なら、送られてきた資料に知らない単語があれば意味を調べるでしょう。

重要そうな単語は必死でおぼえます。

担当会場やスケジュールをもらえば、会場について下調べをしたり業務を効率化する方法をまとめたりもします。

この過程で発生する給料はもちろん0円です。

ヨーロッパではこの作業に対して給料を要求してくる人がいるのだそうです。

そのような背景があって、オンとオフの期間を明確にしていることが分かりました。

彼女は、良かれと思って連絡をせずにいてくれたみたいです。

フリーランスにとってスペイン人上司の考えかたは重要

このスペイン人上司と出会うまでは、任期がはじまるまえに詳細連絡がもらえる日本文化はきめ細かで良いと思っていました。

企業によっては任期開始とともにすぐ仕事をスタートできるように、事前打ちあわせの場をもうけるケースもあります。

あらかじめ予習できるのはこちらとしてもありがたいので、なんの疑問ももちませんでした。

しかし、フリーランスならここで立ち止まって考える必要があります。

その案件の報酬は、仕事をするにあたって費やしたトータルの時間に見あう条件になっていますか?

本番日(または任期)外のリサーチや打ちあわせ、ロケハンの拘束時間も加味されていますか?

そんな視点が必要なんですよね。

たとえば、通訳の仕事なんかだと事前打ちあわせ代として本番日の報酬の半額をもらうのはぜんぜんありえる話です。

とくにイベント案件では打ちあわせやロケハンの結果、実施できないことが判明して企画がボツになることがあります。

そうなるとどうでしょうか。

打ちあわせ代をもらわなければ、貴重な時間を提供したにもかかわらずタダ働きです。

あとがき

フリーランスという立場だと、条件面でついつい遠慮してしまいます。

お金の交渉はなんだか気がひけるんですよね。

またリピートしてもらいたいがために、ムリをしすぎることもあります。

私だけでしょうか…?

良心的なクライアントさんであれば、きちんと配慮してくれます。

けれども、そうでない場合は利用されやすい立場でもあるのがフリーランスです。

そうならないためにも、自分の時間を大切にする意識が欠かせませんね。

予備知識なしで現場に飛びこむ不安はありますが、スペイン人上司のやりかたには合理性を感じました。

オリンピックの採用面接にかんする詳細はこちらにまとめました。

未読のかたはぜひご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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