国際恋愛|デーティングの終わらせ方をしくじって大変だった話

海外生活

こんにちは、フリーランスのちひろです。

本日のテーマは “国際恋愛” です。

私は過去、デーティングの終わらせ方をしくじってしまい、めちゃめちゃ大変な思いをしました。

(「デーティングってなに?」というかたは、さきに過去記事をお読みください。)

デーティング期間中に “この人とずっと一緒にいたい” と思えたら、ふたりの関係は真剣交際へと発展します。

しかし、“この人との将来は考えられない” と感じた場合はデーティングを終わらせなければなりません。

今回は後者のデーティング期間を終わらせた体験談をご紹介します。

失敗談となっておりますので、ぜったいにマネしないでくださいね!

それではさっそく、詳細をみていきましょう。

デーティングを終わらせたかった理由

まずは、私が当時の彼とデーティングを終わらせたかった理由をお伝えしておきます。

理由はすごくシンプルで、彼と体の関係を持つのが苦痛だったのが原因です。

性格も好きだし、尊敬できるし、私のことを大切にしてくれるいいところずくめの彼でした。

しかし、残念ながら体の相性がよくありませんでした。

日中のデートは楽しいのですが、夜の生活はゆううつに感じていました。

けれども、私は金銭的にも精神的にも支えてくれる彼に甘えてしまいました。

“体の相性はがまんしよう” と考えて、しばらくデーティングを続けたのです。

はじめて体の関係を持ってから4ヶ月間くらいは、彼になにも言わず平然と過ごしていました。

でも、体への負担が大きくなり耐えられなくなったので、ついにデーティングを終わらせようと決意しました。

デーティングの終わらせ方をしくじった2つの理由

ここからは私流のデーティングの終わらせ方をご紹介します。

…といっても失敗談です。

私は正直なところ、彼と友達に戻りたかったです。

“体の関係なしでこれからも会いたい” と考えていました。

まずはこの考えが甘かったです。

さらに、デーティングを終わらせようと決意するのが遅かったことも敗因となりました。

以下で具体的にお伝えしていきます。

デーティングの終了を決意するのが遅かった

ひとつ目の問題は、デーティングを終わらせようと決意するのが遅かったことです。

仮に私が「友達に戻りたい」と伝えたら、彼はその理由を聞くでしょう。

どうがんばっても「体の相性が合わないから」とは言えません。

なぜなら、私たちははじめて体の関係を持ってから4ヶ月もデーティングを続けていました。

ですから、いまさらそんなカミングアウトをしたら「それならもっと早く言ってよ!」となるわけです。

そうなることをおそれた私は、とにかくまわりくどい行動をとってしまいました。

私のよく分からない言動が原因で、彼とのムードは険悪になりました。

まずはお泊まりを断った私

真実をカミングアウトする勇気がなかった私は、まずお泊まりを断ることにしました。

それまでの私たちは週に3回くらいの頻度でデートしてそのままお泊まりするのがルーティーンでした。

そこで、ある日のデートで「今日はお泊まりなしで帰りたい」とお願いしました。

まずはその日の体の関係を避けようとしたのです。

彼は言いました。

「君が今日は帰りたいならそれでいいよ。でも、理由は聞かせてほしいな。」

私は彼に説明するための理由を用意していませんでした。

そこで真意は伝えずに「今日は家で用事があるから」とだけ言いました。

彼がその言葉を信じてくれたかどうかは分かりませんが、この日はお泊まりなしで解散しました。

彼とふたたびデートする私

私たちは毎週末デートしていたので、彼からは「今週も土曜日に迎えにいくね!」と連絡がきました。

私はデーティングは終わらせたいけど彼と友達として会い続けたかったので、誘いを断らずにいつもどおり出かけることにしました。

この日はレストランで一緒に食事をしました。

食事を終えて車を走らせていると、「今日はこれからどこかいきたいところはある?」と彼に聞かれました。

それ以上は彼と体の関係を持ちたくなかった私は、この日も「家まで送ってほしい」と言いました。

さすがに彼は疑問に思います。

彼は私に聞きました。

「この前もそうだったね。どうしたの?話してみて?」

「じつは、あなたとの体の関係を楽しめていない」とはっきり言えない私は、「これからはお泊まりの頻度を減らしたい」と切りだしました。

彼のスキンシップにイライラする私

「お泊まりの頻度を減らしたい」という私の言葉を聞いた彼はあきらかにショックを受けた様子でした。

それでも、私がはっきりと体の相性については明言しなかったので、彼はいつもと同じようにスキンシップを取ろうとしてきました。

私の腰に手をまわしてきたり、太ももをさわってきたりと、そんな感じでした。

そのときの私は、彼のスキンシップにイラッとしました。

“いまはそういうムードじゃないやろ!” と思ってしまったのです。

イライラをおさえきれなかった私は「やめてよ!」と強く言ってしまいました。

はい、これ、彼からすると意味不明です。

それまでは毎週末をふくめて週に3回はお泊まりこみで会っていた私たち。

もちろん体の関係もある。

どう考えてもデーティングは順調です。

それなのに、ある日いきなりお泊まりを断られる。

それも2連続で。

あげくの果てには、体をさわっただけで怒鳴られる。

彼にはなんの非もありませんが、私は私ではやくこの状況をなんとかしなきゃ!という焦りがありました。

でも、どうすればいいのか分からずにいる自分にイライラして、彼に当たってしまったのです。(反省)

私のイライラがうつった彼

彼のスキンシップにイラついて私が発した「やめてよ!」によって、車内の空気は凍りつきました。

彼は気分転換に車を走らせますが、意味不明な私の言動にイライラしている様子。

車の運転がかなり荒く、ハイスピード。

「いややなぁ…はやくこの車から降りたい…」と思っていました。(自分のせい)

そして、さすがはカナダの道路!

舗装がまったく間に合っていないので、かなり道が悪いです。

彼の手荒な運転やハイスピードとあいまって、一瞬、車がガコンッ!!!!と浮きました。

それと同時にこんどは彼のイライラが爆発して、こう叫びました。

God damn it!!!!(ちくしょう!!!!)

私は思いました。

“本場の God damn it めっちゃこわい…”

「友達になりたい」という甘い考えがあった

私がデーティングの終わらせ方をしくじったふたつめの原因は、「彼と友達になりたい」という考えです。

女友達という概念がない彼

「お泊まりする頻度を減らしたい」という私の言葉を聞いた彼は、落ちこんだものの私の希望に合わせてくれようとしました。

けれど、冷静に考えてみるとお泊まりする回数が少なくなったところで、いつかは体の関係を持たなければなりません。

私はただ、その場しのぎのセリフしか考えていなかったのです。

私としては、体の関係はいっさいなしで彼と食事に行ったりお出かけしたりしたいのが本音でした。

ですから、最終的には「じつはこれからは体の関係なしで会いたいと思っている」と伝えました。

すると彼は、「それはありない」と即答しました。

さらに、こうつけ加えました。

僕には女友達という概念がないから、そんな関係の子はひとりもいないんだ」

「君とは彼氏彼女として会うことをのぞんでいるから、体の関係なしで会うというのはない話だよ」

めちゃめちゃはっきりいうやん…!(心の声)

私は反論しました。

「でも私には体の関係なしで会える男友達がいるよ?」

しかし、そんなことで彼の考えは変わりません。

我ながらうすっぺらいコメントです。“だからなに?” という感じですよね。

彼は言いました。

「僕は、彼女だからこそ毎週末会うための時間を作るし、お金も惜しまず使う。でも君が言うような異性の友達にそんなことはできないよ。」

彼に甘えていただけの私

私は彼の言葉を聞いて、自分は彼に甘えすぎていたと気づきました。

彼と一緒にいると毎週いろんな場所に連れていってもらえて楽しい。

いつも高級レストランでおいしいものを食べさせてもらえる。

彼と過ごすことで英語や異文化を学べる。

私にとって、体の相性をのぞいてはいいことずくめです。

ですから、私はゆいいつの苦痛である体の関係をのぞいて、いいとこどりをしようとしていたのです。

でも、そんなおいしい話があるわけないですよね。

当時の私に必要だったのは、思いきってすべてを捨てる覚悟でした。

悪者になりたくなかった私

彼から「僕たちが友達関係になるのはありえない」と言われて、私はデーティングの終わりを予期しました。

私もまた、彼との性的不一致にこれ以上たえるのは無理だと思っていたからです。

しかし、「それならもう会いたくない」と言う覚悟がどうしても持てませんでした。

あまりにも勇気が出ないので、「少しだけ距離を置いて考えさせて?」と言いました。

彼は「考えるってなにを?君のなかでもう答えは出ているはずだよ?」とつめてきました。

私のコメントはいつだってその場しのぎです。

彼はすべてお見通しでした。

そんな私に彼はこう言いました。

「君は悪者になるのをおそれているんだね」

ど正論すぎてグサリでした。

私はふたりの関係に終わりを告げることに、ものすごい罪悪感をかかえていたのです。

今回のデーティング経験から学んだこと

私と彼は、ここまでご紹介してきた会話をした日をきっかけに会わなくなりました。

私は最後の最後まで自分の気持ちをなかなか言葉にできませんでした。

男女の友情は成立する派の私としない派の彼の意見がまとまることもありませんでした。

結局は、「デーティングはこれで終わりにしよう」という言葉もなく私たちの関係は終わりました。

お互いに大人なのであえて言葉にしなくても、私たちがデーティングを終わらせるべき理由はそろっていました。

今回の経験から私が学んだのは以下の2点です。

デーティングを終わらせるのは悪いことじゃない

私はずっとデーティングを終わらせることに罪悪感がありました。

いままで尽くしてくれた彼を切り捨てるような、そんな感覚があったからです。

だからこそ、彼に「悪者になるのをおそれているんだね」と指摘されたときは本当にドキッとしました。

でも、デーティングを終わらせるにあたって、“どちらが悪い” とか、“どちらに原因がある” とかそんなふうに考える必要はありませんでした。

ふたりの相性が合わなかった。ただそれだけです。

お互いの残りの時間を尊重すべし

「これからは体の関係なしで会いたい」

この、たったひとことを言うだけでもかなり長いあいだ悩みました。

英語という言葉の壁があるのでうまく伝えられるかどうかも分かりませんでした。

時間がたてばたつほどふたりの仲が深まっていって、言いだしにくくもなりました。

私がそんなことを言ったら、彼はおこるのかな?悲しむのかな?失望するのかな?と、不安になりました。

体の相性が合わないと分かった時点でデーティングを終わらせていれば、こんなに悩む必要はなかったかもしれません。

恋人として彼との将来的な関係は見こめないと分かった以上、スッと身をひくべきでした。

そうすれば、お互いの時間を無駄にせずにすんだでしょう。

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あとがき

本日は私のダメダメぶりをご紹介してみました。

性的不一致がカップルや夫婦の別れの原因になり得るとは知っていましたが、まさか自分が経験するとは思っていませんでした。

そんな背景や彼への甘えもあり、初期対応が遅れました。

この彼には本当に申し訳ないことをしましたね。

また次に自分の口からデーティング期間を終わらせないといけない機会がおとずれたら、そのときは反省をいかして行動したいです。

今回の記事が、どこかのだれかの参考になっていればうれしいです。

デーティングにかんする過去記事はこちらです。

未読のかたはぜひご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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