こんにちは、フリーランスのちひろです。
私はコロナ禍にトロントから日本へ帰国しました。
今回の記事では、私が帰国時に手配したものとそれぞれの費用をご紹介します。
「コロナ禍の帰国で何から手配すればいいのか分からない!」という方に参考にしていただけると幸いです。
記事内で以下の疑問を解決していきます。
✔︎具体的に何を手配すればいいの?
✔︎手配する際に気をつけるべきポイントは?
お急ぎの方のために結論からお伝えします。
✔︎隔離先、移動手段、PCR検査証明、質問票QRの手配が必要。
✔︎“出国前”72時間以内のPCR検査の考え方に注意!
それではさっそく、詳細をみていきましょう!
コロナ禍でカナダから帰国する際に手配したもの4つ
日本に帰国した後の隔離先ホテル
コロナ禍で帰国準備する際に普段の手配と異なるのは、日本に到着してから14日間隔離せねばならない点でしょう。
(空港での入国手続き時、具体的な隔離先の住所を明記して誓約書にサインする必要がありました。)
厚生労働省のウェブサイトでは隔離場所として自宅、親戚宅、友人宅、ホテルなどを挙げており、私はホテル隔離を選びました。
隔離先までバスや電車などの公共交通機関は利用できないので、空港から徒歩圏内のホテルを探しました。
ホテルの目星がついたところで、海外からの帰国者受け入れが可能かをメールで問い合わせました。
複数のホテルからの返信を見て、利便性の高さから羽田空港第3ターミナル直結のザ ロイヤルパークホテル 東京羽田で隔離することにしました。
私はアクセスの良さ以外に、キャンセルポリシーも重視しました。
というのも、予約した飛行機がコロナの影響を受けて直前で欠航になることが度々あったからです。
そのような理由で、宿泊日ギリギリまでキャンセル料が発生しないホテルを選びたかったのです。
今回の帰国では楽天トラベルに宿泊前日までキャンセル無料プランがあり、そちらを利用しました。
これで万が一、予約した飛行機が欠航になってもキャンセル料が発生することなく予約取り消しができます。
さて、気になる宿泊費は15泊※で207,000円(税込・食事なし)でした。
※帰国日の翌日から数えて14日間の隔離が必要なので15泊予約しました。
「今月もがんばって働くぞ!(涙目)」と自然に労働意欲が湧いてくるお値段となっております。
移動手段
トロントから日本までの飛行機は日系航空会社
私が日本に帰国したのは2021年3月4日ですが、この時期はトロントから東京までの直行便がありませんでした。
そこで、バンクーバー経由で日本に帰ることにしました。
航空券予約は搭乗日の1ヶ月前にしましたが、この時点で日本行きの便利なフライトはかなり限られている印象でした。
バンクーバー乗り換え便以外はほとんど “アメリカ経由/日本に到着するのは2日後” という行程で、コロナ禍の帰国ならではの不自由さを感じました。
飛行機のチケットを取る際も様々な航空会社や旅行代理店を比較しました。
コロナが原因でフライトが変更や欠航になった時の各社の対応を見比べて考えた結果、ANAで帰国することにしました。
航空券代は日本円で65.430円(税込・トロントー羽田空港/片道)でした。
トロントの自宅から空港まではタクシー
飛行機の便が決まれば、次は家から空港までの移動手段を押さえます。
あいにく朝のフライトしかなかったので、空港までの移動も少しイレギュラーとなりました。
トロントの家から空港まではバスと電車でも行けます。
しかし、時間帯と荷物量の兼ね合いでUberかタクシーで移動しようと考えました。
通常は安くて便利なUberを利用するのですが、早朝4時に家を出発せねばならずそんな時間に住宅街でUberを拾えるか分かりませんでした。
そこで、タクシーを予約することにしました。
タクシーはUberと比べると少し割高ですが、Uber車両が見つからずに時間に追われるリスクを踏まえ、お金で安心を買いました。
タクシー移動は走行距離約37km、走行時間約20分で日本円にして6,000円(税&チップ込み)でした。
タクシー会社はトロント市内でよく見かけるオレンジと緑の車体が特徴のBeckで押さえました。
当日は予約時間の10分前には配車場所に来てくれて安心しました。
Beckタクシーはウェブサイトやアプリから予約可能です。
日本に帰国してからは徒歩
日本帰国後は隔離が終わるまで公共交通機関を使用できません。
そのような理由から私は空港直結の隔離先を選んだので、結果として入国直後に発生した移動費はありませんでした。
調べてみると帰国者専用の貸切車もあるので、空港から離れた場所で隔離をしたい場合は、そちらを利用してもいいかもしれません。
PCR検査証明
私の日本帰国のタイミングでは、出国前72時間以内のPCR検査証明を携帯する必要がありました。
そこで、トロントでPCR検査を受けて陰性証明書を交付してもらえるよう準備をしました。
検査はトロントでおなじみの薬局Shoppers Drug Mart(ショッパーズ・ドラッグマート)で受けられます。
PCR検査費用は日本円で約18,990円でした。
予約の流れとしては、LifeLabsという機関で申請と支払いを済ませてから、最寄りのショッパーズで具体的な検査日時を押さえることになります。
PCR検査を実施しているショッパーズの店舗は限られており、検査を受けられる時間も店ごとに異なっているので少し注意が必要です。
詳しくは別記事もご参照ください。
質問票QRコード
日本入国の際、海外での滞在歴や現在の健康状態を問われる質問票にあらかじめ回答しておく必要があります。
この質問票はwebやアプリ上で用意されており、そこで回答すると独自のQRコードが発行されます。
発行されたQRを日本入国時に提示することが検疫通過のひとつの条件となっていました。
ちなみに、QRコードは印刷しても携帯のスクショでもどちらでも良いそうです。
私は携帯のスクショしか準備しませんでしたが、それを見せたところ問題なく検疫を通過できました。
あとがき
今回の帰国では合計297,420円かかりました。
特にコロナ禍ではホテルや飛行機を予約するときは、万が一の場合に備えて予約キャンセルや返金対応が柔軟な会社を選ぶのが安心だと感じました。
予約する順番としては、直前まで微調整がしやすいホテルから押さえるのが良いでしょう。
私は楽天トラベルで宿泊前日までキャンセル無料プランを予約することから始めました。
ちなみに、ホテル予約は普段、楽天トラベル以外にじゃらんnetと一休.comもよく使っています。
じゃらんnet…航空券や新幹線とのセット購入がお得です。Pontaポイントが使えて貯まります。
一休.com…高級ホテル・厳選ビジネスホテルのタイムセールや限定プランありです。
通常とは違う帰国準備になるため、隔離先やPCR検査といった特殊な手配に気を取られがちです。
それ以外にも銀行口座や携帯の解約など基本的な帰国手続きも必要なので、なにかとバタバタしますね。
状況は日々変わりますので、とくに厚生労働省のサイトは要チェックでお願いします。
※追記:これから帰国するかたへ
私が帰国したあとに在トロント日本国総領事館から以下のメールがとどきました。
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●3月19日以降、日本に入国する全ての人(日本人を含む)につ
●上記措置において、検査証明書の運用が厳格化され、オンタリオ
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このように、先週はOKだったものが今週はNGになることがありえます。
検査を受けるときは、日本政府が指定している内容での証明書発行が可能かどうかを検査機関でかならず確認してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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