カナダワーホリ体験談|親がワーホリや留学に反対する理由とは?

海外生活

こんにちは、フリーランスのちひろです。

本日のテーマは “留学・ワーホリ” です。

私は2年前にカナダワーホリを経験していますが、当初は父親に反対されていました。

まわりの留学・ワーホリ仲間に話を聞いてみても、同じような経験をした人がたくさんいます。

せっかく具体的な目標ができたのに、親に反対されるとかなしくて絶望的な気持ちになりますよね。

親から金銭のサポートなしで留学・ワーホリを決行できる人は、反対を押しきって渡航することもできるでしょう。

しかし、家族の応援が得られていない状態での渡航はおすすめしません。

今回の記事ではその理由と、親が子どもの留学やワーホリに反対するワケをご紹介していきます。

親が留学やワーホリに反対する理由

まずは親が留学やワーホリに反対する理由についてご紹介していきます。

よくある反対理由はぜんぶで4つです。

お金にかかわる問題

留学やワーホリを決行するときに、さけて通れないのがお金の問題です。

とくに、親にお金を出してもらわないといけない人はハードルが高いですよね。

「留学したい!」と言っても「そんなお金どこにあるのよ!」と反対されるのがオチです。

私自身は、カナダワーホリ1年間で150万円かかりました。

この金額は学費もふくんでいますが、私が通学したのは半年間だけです。

ワーホリではなく留学で長期間就学する場合は、これよりもさらに金額がふくらみます。

渡航先の治安を不安視

私たちの親世代は “海外は危険な場所” だととらえる人がまだまだたくさんいます。

まわりの留学・ワーホリ仲間からも、親が渡航先の治安を心配しているという声をよく聞きます。

いまの時代、かんぜんに安全な国なんて存在しないでしょう。

日本でもまいにち窃盗や事件、事故が起きています。

しかし、親が海外の治安に対する不安をかかえるのは一理あります。

日本で起きることのないアジア人差別も留学・ワーホリ先ではありえます。

また、“留学生=お金持ち” という見かたもできるため、留学生ねらいの犯罪も起きていたりします。

ですから、親が反対するのも当然といえば当然ですね。

キャリアブランクを懸念

社会人留学・ワーホリをしたがる子どもに対して、親が渡航を反対するケースもあります。

この場合、親は “キャリアブランク” を心配しています。

ひと昔まえまでは、終身雇用が一般的でした。

大学を卒業後に入社した会社で、定年まではたらき続けるのが当たり前だったのです。

そんな親からすると、子どもの転職や早期退職は受けいれにくいでしょう。

「仕事をやめてどうするの?」

「再就職先はすぐに見つかるの?」

「次の仕事を見つけるのがむずかしくなるんじゃない?」

このあたりの質問攻めはテッパンです。

結婚して落ち着いてほしい

「留学・ワーホリなんかしたら婚期がおくれるんじゃない?」と不安視する親もいます。

こちらも社会人で海外生活に挑戦しようとしている人に起こりがちなパターンです。

親としてはひとつの会社ではたらいて、そこで出会った人と社内恋愛で結婚して…という子どもの姿をイメージしているのでしょう。

海外にいくとなると、人間関係をゼロからつくりあげることになります。

渡航先で運命の人と出会える保証はまったくありません。

出会いから結婚までの道のりを考えると、すくなくとも数年は必要です。

「そうこうしているうちに婚期をのがすのではないか?」と考える親の気持ちも分からなくはないですね。

留学やワーホリに反対する親を説得すべき理由

すでにお伝えしたように、私も当初は父親に渡航を反対されました。

私はなにがなんでもワーホリに行きたかったです。

お金は自力で貯められたので、反対を押しきって決行しようかとも考えました。

けれども、以下の3つの理由から強行突破をあきらめました。

こまったときに相談できない

親の反対を押しきって留学・ワーホリすることは、ケンカ別れを意味します。

親に干渉されないかわりに、協力もしてもらえないということです。

この状況はけっして幸先のいいスタートとはいえません。

なぜなら、海外生活をしているとかならず親と連絡を取りたくなる瞬間がおとずれるはずだからです。

これまで、精神的によわったりお金にこまったりして、渡航先から親に助けをもとめた留学生を何人も見てきました。

海外生活は孤独を感じるできごともあったりします。

そんなとき、親に相談できないのです。

よき理解者であり味方でもある家族を切って旅立つのはさけたいところです。

家族の心配がつきまとう

ケンカ別れすると気軽に連絡をとれません。

じつは私、学生時代に親の反対を押しきってひとり暮らしをはじめました。

まさにケンカ別れで家を飛びだしたので、自分からは連絡ができませんでした。

親から連絡がくることもなく、実家にも戻らない生活を8年以上つづけました。

この8年間がけっこうキツかったんですよね。

「元気?」という、たった2文字のテキストメッセージすら送れないのです。

親が元気にすごしているかどうか分からない状況は、ものすごく不安感をあおられます。

留学・ワーホリの場合は、親の身になにかが起きてもすぐ会いにいけないのでなおさらです。

ケンカ別れはあとでぜったいに後悔します。

できることならさけましょう。

うれしい報告もできない

親に反対されたまま留学・ワーホリを決行するとうれしい報告もできません。

現地の大学を卒業したときや仕事が決まったとき、「おめでとう!」と言ってほしい人に言ってもらえないのです。

大人になっても努力や成果を親にみとめてもらえたら、しあわせな気持ちになりますよね?

ケンカ別れするとそんな機会もなくなってしまいます。

親に応援されながら留学・ワーホリのスタートをきってこそ、よろこびを共有できます。


あとがき

本日は、親の同意を得てから留学・ワーホリするべき理由と親が渡航に反対するワケをご紹介しました。

親が留学・ワーホリに反対する理由をあらためて見てみると、ただのイジワルで子どもの目標を否定しているのではないとわかります。

親自身が生きてきた環境が原因で、渡航を受けいれられない部分があります。

また、わが子を危険で大変な目にあわせたくない親心も一因でしょう。

親は基本的に、子どものしあわせを願っているのです。

一度は反対されてしまっても、ここに救いがあります。

なぜなら、その留学やワーホリが子どものしあわせになると理解できれば渡航を認めてくれるからです。

留学・ワーホリに反対する親を説得する方法については、こちらにまとめました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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