こんにちは!モデルのChihiroです。
テレビやCM撮影の現場で活躍するエキストラのお仕事。
エキストラ関連の記事も、今日で5本目です。
いまでこそ、撮影の流れやエキストラに求められることが把握できた私。
しかしながら、初現場の日には「え?そうなの??それ先に知っておきたかった!!」と思うことがいくつかありました。
そこで今回は、エキストラデビュー戦を控えている人に向けて、現場の当たり前や基本的なルールをご紹介します!
新人エキストラの有無は気にされていない
基本的にどの現場にも複数のエキストラが派遣されます。
しかし、「はーい!じゃあ、今日がはじめてのエキストラ現場だよ〜!ちょっと緊張してるよ〜!という人は手を挙げてくださーい」などという確認は入りません。
新人エキストラもベテランエキストラと同じ扱いで撮影が始まるのです。
右も左もわからないピヨピヨひよっこだというのにもかかわらず。
ということで、基本の撮影ルールを知らないと痛い目をみます。
最悪の場合、自分が取った無知な行動のせいで撮り直しという事態にもなります。
怖いですね〜恐ろしすぎますね〜。
でも、安心してください。私がついてます。このまま読み進めてください。
撮影現場の当たり前と基本的な演技ルール
スタートポジションは自分で覚えておく
各シーン撮影は段取り確認、テスト撮影、そして本番という3ステップで進みます。
微調整しながら同じことを3回繰り返す、とイメージしてもらうとわかりやすいですね。
俳優さんがセリフを噛んでしまったり、別バージョンも撮ったりする場合は、その分だけ回数が増えます。
以上が、基本的な流れです。
そんな基本すら知らなかった私の初現場は、屋外の並木道での通行人役でした。
段取り確認のタイミングで助監督に、「あなたはカメラが回りはじめたら、ここから歩き始めてください」と指示されました。
他のベテランエキストラも同様に、それぞれ違うスタート位置を指定されていました。
初めての撮影ということで浮かれポンチだった私は、ふんふふんふふーん♪ってな感じで意気揚々と通行人役を演じました。
そして、段取り確認が終わった次の瞬間、助監督は言いました。
「はーい!じゃあ、エキストラさんは元のスタート位置に戻ってくださーーい!!」
い、いま、なんとおっしゃいましたか?
元のスタート位置とな????
お、覚えてねぇ!!!!
わ、私って、何本目の木から歩き始めましたっけ?
(ぽんこつエキストラ爆誕)
しかし、まわりを見渡すとベテランたちは颯爽と先ほど指定された場所へと戻っていくのです。
まじか、、やられたわ、、完全にやられた、、ピヨピヨ
メインの俳優さんにはバミリという目印シールが足元に貼られることが多いです。
しかし、エキストラは自分でスタート位置を覚えておかないといけなかったみたいです。
とはいえ、今回のように並木道での撮影の場合、何本目の木かいちいち数えていれられません。
こういう場合は、マンホールや街灯など他の目印で、だいたいの場所を把握しておくといいですね。
それすらも忘れてしまった場合は、前後左右にいる他のエキストラとの距離感なんかも参考になります。
がんばって思い出しましょう。(己の記憶力とまわりのベテラン頼み)
衣装チェンジは早着替えレベルのスピード感
次のエキストラあるあるはひとりで複数の役を演じるパターン時に発生します。
たとえば、私の場合はシーンAではオフィス街の通行人役、シーンBでは記者会見に参加する記者役という日がありました。
当然、同じ人に見えてはいけないので、シーンAとBでは服装や髪型を変えることになります。
私のイメージではシーンAの撮影が終わったら、お着替え場所とそれなりの時間が設けられていて、落ち着いて準備をしてからBの撮影へ向かう想定でした。
しかし、現実はまったく異なりました。
助監督は言いました。
「はーい!じゃあ、すぐに次のシーンを撮ります!次の衣装に着替えてください!髪型変えられる人は髪型も〜!はーい、じゃあ、もう移動しま〜す!!」
私は自分の耳を疑いました。
この人は正気なのか?と。
あまりにも展開が早すぎるのです。
浜崎あゆみかエキストラの早着替えかレベルで時間がなさすぎる。
ここで私は、まわりのベテランたちの行動を見てみました。
歩きながらジャケット着替えてるーーーー!
移動しながら鏡ノールックでポニーテールしてるーーーー!
そうなのです、ベテランたちの動きには一切の無駄がなければ愛想もないのです。
これはわりと現場による違いも大きいのですが、通行人役の撮影ではだいたいこんなスピード感で進んでいきます。
逆に、ゲーマー役やホステス役など歩く以外のアクションがともなう配役は余裕があります。
ちなみに、そんな時はエキストラにもスタイリストさんやヘアメイクさんがつくことも。
ふだんは着られないような衣装やヘアメイクを施してもらえるので嬉しくなります。
パントマイムをお願いされたら口パクで演技
メインの俳優さんがセリフを言うシーンでは、エキストラは “パントマイム” での演技が基本です。
カフェやレストランで一般客の役をする時によくあるパターンです。
ここでいうパントマイムとは声を出さない、つまり口パクで会話している風の演技をするということになります。
実際に声に出してお芝居をしてしまうと、俳優さんのセリフを邪魔してしまうからですね。
必要に応じて、助監督が「エキストラさんはパントマイムでお願いしま〜す」と指示してくれます。
指示に通りにサイレント演技をしましょう。
そういえば、「マイムでお願いしまぁす!」と表現する助監督もいました。
パントはどうした!!などというツッコミを入れている場合ではないのが、我々エキストラ界隈です。
そしてここには、決してくしゃみや咳をしてはならない妙なプレッシャーもあります。
スマホの着信音なんて鳴らそうものなら、この世の地獄を見ることになるでしょう。
携帯の電源はOFFが大原則です。
あとがき
いかがでしたか?
本日ご紹介したポイントを知っておけば、初現場で戸惑う場面もずいぶん減るのではないかと思います。
撮影現場ではやはり時間管理が命です。
特に、予定よりも進行が遅れている場合は現場の雰囲気そのものが遅れを取り戻すべく必死になります。
ですので、監督や制作の人に手取り足取り教えてもらうことは期待できません。
臨機応変に空気を読みながらやるしかないです。
もしくは、まわりのベテランさんたちに質問するのも手ですね。
以上、想像よりも放置プレイ&お任せスタイルで進行するエキストラのお仕事の現実でした!
そのほかのエキストラ関連の記事はこちらにまとめています。
ぜひ、あわせてご覧ください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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