こんにちは!坂元 千裕です。
私は約12年間、ライブエンタメ業界で
プロモーターやマネージャーとして、
働いていました。
鬼の30連勤、明け方まで残業は当たり前、
年末年始はカウントダウンライブの
精算をしながら年越しする世界線。
帰宅後、そのまま廊下で寝落ちすることも。
まさに限界社会人。
万年、寝不足太郎のため、
休日なんて1日中寝て終わりそうなものです。
ところが!なんと!
私は副業をしていたんですよね。
副業の内容はモデル活動です。
ちなみに、当時勤めていた会社は本来、
副業OKな環境ではありませんでした。
それでも私は勤務先の上司や社長に
正直に相談した上で了承をもらい、
モデル活動を続けていました。
本業だけで気力も体力も使い果たしていたはず。
それなのにどうして、
そこまでして副業をしたかったのか。
今回はそんなお話をお届けします。
なぜ副業モデルをしていたのか
裏方でプロモーターやマネージャーとして、
アーティストをサポートする仕事は大好きでした。
アーティストがのびのびと自分を表現し、
ステージ上で輝く姿をステージ袖から見て、
感動したり刺激をもらったりする毎日でした。
一方、私は決して目立ってはいけない立場。
あくまで裏方なので、完全に黒子そのものです。
そこで私は思ってしまいます。
「私も、“私自身”として存在したい」と。
なんと、あろうことか、
“誰かを支える自分”だけでなく、
“自分自身”として表現したい気持ちが
芽生えてしまったのです。
“裏方としての自分”以外の
存在価値を作りたくなったとも言えます。
そして、学生時代にモデル活動を
少しかじっていたことも影響して、
副業モデルに挑戦することになりました。
副業許可をもらうまで
私は本業では1社目はプロモーター、
2社目はマネージャーとして働いていました。
どちらも本来は副業OKではない会社です。
いずれも、入社から数年間は本業一筋。
とにかく余裕がないので、
副業の「ふ」の字も頭に浮かびません。
ところが数年経って、こなれ感が出てくると、
例のあの感情が湧きあがってきます。
「私も、“私自身”として存在したい」と。
はじめは、会社に内緒で隠れて
モデル活動をする選択肢もありました。
そもそも本業の休みが少ないので、
実際にモデルとして仕事ができるのは、
数ヶ月に1回程度の軽いものだったからです。
それでも、上司や社長に後めたさを抱えて
接するのが嫌だったので正直に相談することに。
・いかなる場合も本業を最優先
・守秘義務を守る
など自分なりに条件を設定して、
Wordで簡易的な「副業許可証」を作り、
恐る恐る社長印をもらいに行きました。
すると、意外にも特例で副業許可をもらえました。
仕事だけでなく、人間関係にも
恵まれていると実感した瞬間です。
どんな生活だったか
無事、会社に副業を認めてもらえたものの、
実際に両立するのはかなり大変でした。
モデル案件はオーディションを受けて、
ようやく仕事がもらえる流れです。
当たり前ですが、合格したあとに
「やっぱり無理です」とは言えません。
合格して嬉しいはずなのに、
私はこの本番日を無事に終えるまで、
神様に祈り続けることになります。
「ショー本番日に本業の打ち合わせや
トラブル対応が入りませんように…!」
いかなる場合も本業を最優先することを
上司や社長と約束した以上、
副業を優先できないのです。
モデル稼働の日も現場に本業のPCと
会社携帯を持ち込み、空き時間は
常に対応をしていました。
その後すぐにランウェイを歩くというのに、
頭の中は本業のライブ制作のことでいっぱいに。
また、メールや電話だけでは対応しきれず、
本番終わりの奇抜なメイクやヘアで
休み返上で出社したことも。
モデル事務所で推奨されていた、
ウォーキングレッスンなども、
ほとんど行けませんでした。
本業と副業をうまく両立していたとは、
とてもじゃないけど言えません。
それでも、
本業で苦しかったり辛かったりした時、
別人格の居場所があることに救われました。
当時を振り返ってみて
裏方で働くだけでも十分すぎるほど
やりがいや感動があった環境。
それなのに、
それだけでは満たされない感覚を
持ってしまった当時の私。
その結果、
1ヶ月に1回あるかどうかの貴重な休日に
休むより、さらに働くことを選びました。
そして、裏方とモデルという180度異なる
立ち位置で芸能界に携わって、あらためて
感じたことがあります。
それは、チームで一丸となって、
緊張感や一体感、高揚感を抱えながら、
特別な世界を創り上げられる喜びです。
裏方として誰かを支えること。
自分自身がステージに立つこと。
形は違っても私はきっと、
心が動く場所を求め続けていたのだと思います。
この業界はそれほどまでに、
人を夢中にさせる不思議な力にあふれています。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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