こんにちは、フリーランスのちひろです。
私はカナダに2年弱住んでいたのですが、最初の1年はワーホリビザで滞在していました。
古くからの知り合いが1人もいなくて日本語が通じない土地では、メンタルの強さが通常の7割減になります(個人談)。
そこで今回は、ワーホリ期間中の辛かった出来事を記事にすることにしました。
大の大人が(いま思えば)しょうもないことで号泣しているので、お楽しみいただければ幸いです。
誰からも必要とされなくて辛い
冒頭でもお伝えした通り、私はカナダ生活最初の1年はワーホリビザで滞在していました。
前半の6ヶ月は就学して、ビザの有効期限が残り半年というところで仕事探しを始めました。
ところが、この仕事探しがまぁうまくいきませんでした。
元々はカナダの企業でインターンをしたくてレジュメ(履歴書)を送りまくったのですが、待てど暮らせど先方から連絡がありませんでした。
いま思うと本当にただの恥ですが、前職が周りの人たちから「わぁ〜すごい仕事だね〜!かっこいいね〜!」と言ってもらえるような仕事だったので、自分の履歴書には割と自信があったんです(恥)。
ところが、いくら日本の輝かしい職歴をアピールしたところで、カナダの大学を卒業したわけでもなくワーホリビザの期限も残り半年しかないよく分からん外国人を雇うわけないですよね。
というわけで、現地企業は諦めて飲食店に履歴書を送り始めました。
すると今度は、面接に呼んでもらえるようになりました。
面接に呼ばれたらもう、この勝負いただいた!ってなもんです(誰)。
なぜなら私は、日本で受けたバイト面接は全て合格、就活でも第一志望から内定をもらうという面接無双!
ここはカナダだということをすっかり忘れて、なんだかいけそうな気がしていました。
張り切って面接を4店舗ほどで受けました。
ですがその後、待てど暮らせど先方から連絡がくることはありませんでした。
メールボックス壊れてるんかな?もしかして携帯に電波がきちんと入ってないんじゃ!?などと疑ったものの、メルマガはしっかり受信してるし、電波もビンビン。
現実を受け入れ、「このまま一生仕事が見つからないのかな」と、私はものすごい虚無感と孤独感に襲われて号泣しました。
こんなに人から必要とされないのは人生で初めての経験でした。
一方的に疑惑をなすりつけられて辛い
仕事探しの序盤から中盤では誰からも必要とされなかった私ですが、終盤ではようやく採用連絡がもらえるようになり、その中のひとつで働き始めました。
仕事にも慣れてルンルンしてきた頃に、再びメンタル崩壊する瞬間が訪れます。
いつものように業務を淡々とこなしていたある日のこと。
ホールでクレジットカード処理のトラブルが発生しました。
「これを処理したの誰?」とマネージャーがスタッフに尋ねました。
その日のホールスタッフは私ともう1人の女の子だけだったので、2人のうちどちらかがミスをしたということになるのですが、誰が各会計を担当したかは履歴に残らないシステムになっていました。
私は普段からそのミスをしないように気をつけていたので、たぶん私じゃないと思うんやけどな〜でも証拠もないしな〜などと考えていました。
すると、隣に立っていたもう1人の女の子はすかさず「絶対に私じゃありません!」と言ったのです。
繰り返すようですが、その日のシフトは彼女と私の2人だけだったので、「自分じゃありません」と主張するということはすなわち、「ミスしたのはこいつです」となるわけです。
え?待って、無理無理無理無理!なぜにそんな強気?絶対に違うってなんで言えるん?ひどい(涙)!「私じゃない」って言ったもん勝ちやん!ほんまに何?胸くそ悪いとはこういう時のための言葉でしたっけ広辞苑さん(心の声)。
最終的にはマネージャーの「まぁどっちがミスしたか分かる証拠もないし、犯人探しはしないけど次から気をつけてね!」という一言で締めくくられました。
一方的に疑惑をなすりつけられるのは人生で初めての経験でした。
その場では耐えましたが、仕事が終わってから怒りや悔しさで大号泣。
上記はほんの一例なのですが、私が働いていた職場は「みんなでチームワークを大切に頑張ろう!えいえいおー!」というよりは、個人個人で自分のポジションを取るのが大切なサバイバル戦といった感じがしました。
アプリで会う約束をした人にドタキャンされて辛い
最後に、ワーホリ史上しょうもないことで泣いたランキング堂々1位の出来事をご紹介します。
私はワーホリを開始して半年ほど経ったころ、バリーという田舎からトロントへ引っ越しました。
トロントには1人も友達がいなかったので、言語交換アプリ Hello Talkを利用して英語練習に付き合ってくれるカナダ人を探すことにしました。
数週間もアプリを使っていると定期的にメッセージをやり取りする相手もできて、そのうちの何人かと実際に会う流れになりました。
最初はカナダ人とチャットで英語の練習ができてめっちゃいいやん!という感じでしたが、対面で会うようになってからだんだん雲行きが怪しくなってきます。
このアプリは名目が言語交換アプリなので、出会い系アプリではないんですね。
だから、私は彼氏目当てで使用していなかったのですが、相手は彼女やあわよくば今夜系の相手(誰)を探すために使っていたということが徐々に見えてきました。
私はカフェでお話ししたいだけなのに、「今から家こない?」とか「これからNetflixでchillしようよ!」と言われたりして、やる気満々やん(お察しください)!と分かる誘いのオンパレードでした。
無論、私はそういう相手を探していたわけではないのでお断りすると、2回目はもうありません。
そんな事情で、なかなか言語交換パートナーを見つけられませんでした。
そういえば、私にメッセージ送ってきてくれたの全員男性やったな〜と気づいたのもこの頃です(気づくの遅)。
なにかと学習した私はプロフィール欄に「彼氏ではなく、言語交換パートナーを探しています」と記載することにしました。
すると、メッセージをくれる人数が激減しました(やっぱり)。
それでも、何人かとはやり取りでき、その中の1人とまた会う約束をしました。
そして私は、今度は期待できるぞ!とワクワクしながら待ち合わせ場所に30分前には到着(早)。
相手からは待ち合わせ時間ちょうどくらいのタイミングで「10分遅れるから先に店入ってて〜!」と連絡。
10分くらいなら待ちましょう!ということで、大人しく待機。
すると、約束の時間から20分過ぎた頃に「ごめん、部屋の中が水浸しになったから今日行けないわ!」というメッセージ。
とともに、部屋の中水浸しの写真。
私の脳内「?????」
待って、どういう状況?
取り込み中のところ申し訳ないけど、こっちはもう1時間近く待ってるんだから(自分が早く着きすぎただけ)水が漏れ始めたタイミングで断りの連絡入れてよ〜!という心境に。
仕方なく帰ることにして、「今日もうまくいかなかったな〜。なんでいつまでもネイティブの友達できひんのやろ。」などと考えながら電車に揺られていたら、涙が出てきて号泣。
いま思うと何がそんなに悲しくて泣いたのか分かりませんが、時間が無駄になったような自分がないがしろにされたような気分になったからでしょう。
あとがき
海外生活を始めるまでは、毎日きらきら楽しそうなイメージでした。
けれども、実際に現地で生活し始めてみるとプレッシャーや緊張感、ストレス、孤独感もありました。
普段は楽観と悲観がものすごく細い糸でつながっていてギリギリのところで精神のバランスを取っているのですが、それがふとした拍子にプツっと切れて涙があふれてくるような感覚でした。
いまワーホリ中の人たちも、辛い時期をなんとか乗り越えていつかそれを笑い話にできる日が来たらいいな〜と思いつつ、本日の記事は終わりにします。
ワーホリ初期の落ち込んだ出来事は別記事にまとめました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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