こんにちは!坂元 千裕です。
ライブエンタメ業界で約9年働いたあと、
31歳のギリホリでカナダへ渡った私。
そのタイミングでワーホリは遅くない?
キャリアに悪影響があるんじゃ…!
なんて思う人もいるかもしれません。
私自身、ギリホリを決断するまでは
そんな不安を抱えていました。
実際に2年弱のカナダ生活を終えて、
日本に帰国した時の年齢は33歳。
20代の転職と比較すると、
業界によっては苦戦しそうな印象があります。
少なくとも、即戦力が求められる年代です。
しかし、私はありがたいことに、
転職活動らしい転職活動をせずに
再就職がかなうことになりました。
まさに、英語がキャリアを広げてくれた形です。
とはいえ、そこからすべてが順調とはいかず、
それだけで通用するほど甘くはありませんでした。
今回はそんな経験談をシェアします。
英語が切り開いた新キャリア
転職活動なしで再就職
カナダから帰国した私は、
・東京オリンピックのコーディネーター
・ライブコンサート制作会社で
海外アーティストマネージャー
として働けることになりました。
とてもラッキーなことに、
転職活動はせずにこれらの仕事を得ました。
いずれも前職の取引先の人から、
声をかけてもらって再就職がかなったのです。
立つ鳥、跡を濁さず
カナダに渡る前、私はライブエンタメ業界で
プロモーターとして働いていました。
この仕事がまぁ大変でしたが(過去記事参照)、
とにかく真面目に丁寧に働きました。
ワーホリを決めたあとは後任者への引き継ぎ、
関係各所への挨拶回りを徹底しました。
ある場所から離れる時、その場に残る人のために、
きれいに始末をしていくスタイル。
つまり「立つ鳥、跡を濁さず」の精神です。
あわせて、カナダで英語を習得して、
エンタメ業界に戻りたいという夢を
周囲に伝えてもいました。
「また数年後、一緒に仕事しましょう!」
「カナダから戻ったら、うちで働いて!」
なんて言っていただきながら前職を去り、
帰国後にそれが実現した形です。
前職では実務的なスキルだけでなく、
将来に活きる人脈も得たと実感する瞬間でした。
紹介による転職の恩恵
前職の人々とのご縁や彼らのサポートもあり、
比較的、いや、かなりスムーズに進んだ転職。
加えて、東京オリンピックもコンサート制作も、
業界そのものは前職と同じ分野です。
ですので、どの現場でも自分がどのように
動くべきかはすぐに分かります。
そういった側面では「即戦力」という条件は
満たしているように思えます。
また、以前、一緒にお仕事をした経験から、
お互いの人となりを知っていることもあり、
コミュニケーションも取りやすいです。
それでも前回とは状況が違うのが、
私が英語力必須のポジションで
採用してもらった点です。
再就職後は、この英語で苦労することになります。
新キャリアで強いられた苦労
足りなさすぎる語彙量
再就職までに私が英語学習に費やした期間は
・ワーホリ準備に2年
・カナダ滞在で2年
合計4年でした。
ここまでくると、
さすがに日常会話では困らなくなりました。
もちろん、相手が私のレベルに合わせて
話してくれているおかげもあると思います。
また、会話の中で知らない単語に
出会う時は出会います。
そんな時は前後の文脈から意味を推測したり、
さっぱり分からない時は聞き返したりして、
沈黙せず会話できるようにはなりました。
しかし、それでは切り抜けられないのがビジネス。
最初に苦戦したのが専門用語のインプットです。
オリンピック現場では設営に携わっていたので、
施設や設備、備品にまつわる用語が必要でした。
公演現場では演出家と出演者の間にいたので、
演奏や振付け、歌唱に関する単語が必須でした。
あくまで仕事ですから日常会話で乱用した
・前後の文脈から推測するの術!
・分からない時は聞き返すの術!
が繰り出せないわけです。
当てずっぽうで話を進める通訳、
「それってどういう意味?」連発のマネージャー、
ぜったいに嫌ですよね?
専門用語をインプットしながら必死でついていく、
私はそんなふうに働くしかありませんでした。
英語ができる・できないではなく、
どの領域の英語で戦っていくかを早めに
決断することが重要だと痛感しました。
周りと比較してひるむ
正直、英語レベルでいうなら、
私はプロとして働くにはまだ未熟でした。
ただ前職でのご縁がつながって実現した
人情採用とでも言いましょうか。
一方、周りの通訳者を見渡してみると、
・帰国子女のアーティスト
・アメリカでの就労経験者
・トリリンガルの元演奏家
など、キラキラ経歴の持ち主なのです。
なんで私を採用してくれたのだろうと、
心底疑問に思うほどまぶしいキャリア達です。
私を採用してくれた人、これ読んでますか?
(ぜったい読んでない)
このような環境で働かせてもらえるのが、
ありがたいことには違いありません。
しかし、それと同時に芽生える、
気後れする私の心&くじける気力。
仮に、私とキラキラ経歴さんの2人が
同じ現場にいた場合。
通訳される側もキラキラさん担当のほうが
嬉しいよな〜と考えて遠慮してしまうのです。
本来なら「自分いけます!やらせてください!」
と声高に言いたいのですが。
実際は「先輩、いっちゃってください!」
となるのです。
それでも、少しずつ経験を積む中で、
自分にしかできない関わり方も
見えてきた話はこちら。
ワーホリ後の再就職を見据えて
ワーホリ後に英語を使う仕事に就いて感じたこと。
それは、
・英語習得には終わりがないこと
・英語をどの業界、どの立場で使うか
を見据えた学習が必要ということです。
私のケースで言うと、
ワーホリ後にエンタメ業界へ戻ることは
早いうちから決めていました。
しかし、またプロモーター職に戻るのか、
新たにマネージメントに挑戦するのかまでは
決められていませんでした。
もし、そこまで方針を固められていれば、
カナダにいるうちからより専門的な
学習に取り組めただろうと思います。
英語で人生は変わるか?
私の場合、数年の学習期間を経て、
憧れていた場所に立つことができました。
以前、取引先として仕事をしていた方々と、
より近い距離感で働けるようになり、
なんだか嬉しかったです。
英語のおかげで新たにつながったご縁も、
数え切れないほどあります。
また、ワーホリから帰国して、
日本で初めてお給料をもらった瞬間は、
「英語でお金が稼げるようになった!」
と感慨深い気持ちにもなりました。
しかし、そんな憧れていた場所で
理想的な姿で働けるかどうかは別問題でした。
自分が置かれた立場に求められる役割を
100%納得いく形で務めるまでには、
さらなる努力が必要だったのです。
思い返せば、大変な思い、恥ずかしい思い、
悔しい思いをすることも多いポジションでした。
だからこそ、うまくいった時や
褒めてもらえた時には何にも変えがたい
仕事のやりがいに昇華されていました。
英語は人生を180度変えるものではありません。
それでも、自分の将来の可能性を広げてくれる
強力ツールであることは間違いないと、
私は考えています。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!


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