こんにちは、フリーランスのちひろです。
今回は私が最近読みおえた本をご紹介させてください。
本日おとどけするのは桜井 織子さんの著書『死んだらどうなるの?』です。
タイトルのままですが、この本を読むと人は死んだあとにどうなるのかが分かります。
今日の記事では、本の内容とともにこの本をおすすめしたい4タイプの人をお伝えします。
それではさっそく、詳細をみていきましょう!
書籍『死んだらどうなるの?』をおすすめしたい4タイプの人
書籍『死んだらどうなるの?』をおすすめできる人を4タイプに分けました。
以下でひとつずつご紹介します。
死んだらどうなるのかが気になる人
人は死んだあとどうなるんだろう…?
この記事を読んでくださっているかたは、そんな疑問をお持ちかもしれません。
私は大切な人が亡くなったときや、なぜかお風呂でお湯につかっているときに死後の世界について考えてしまいます。
『死んだらどうなるの?』を読むまでは、死んだあとは生まれ変わりたいけど “無” になるんだろうな…と考えていました。
死んだら自分の存在が無になると考えると、「じゃあ、いまいるこの世界ってなに…?そもそも私ってなに…?」とおそろしくなっていきました。
けれど、この本によると死後の私たちは4つのコースから進路を選べるそうです。
そのコースのうちのひとつは輪廻転生、つまり、生まれ変わりです。
また生まれ変わりたい派の私としては、この部分を読んだだけでも不安がかなりうすれました。
“人間としての生活はもういいわ…” と人生お疲れモードのかたも安心してください。
ほかにも3つの選択肢(高級霊界で仕事をするコース、神様修行コース、仏様修行コース)があるので希望によって行く先が選べます。
死んだ先にも別の世界があると分かれば、死に対する恐怖心が少しやわらぐ気がしませんか?
少なくともファンタジーの物語として読める人
大前提として、書籍『死んだらどうなるの?』では死後の世界は楽しいものだと説明されています。
死後は、のんびりゆったり穏やかにすごせる生活が待っているというのです。
このようなジャンルの本を読みながら、
“著者の主張は正しいかどうか?”
“この話を本当に信じてもいいのか?”
と考えてしまう人には、正直いっておすすめできません。
逆に、“死んだあと本当にこんな世界が広がっていたらいいな〜” とワクワクしながら読み進められる人におすすめです。
著者自身も、死後の世界が楽しいものだと信じられない人はファンタジーとして読むようすすめています。
大切な人が亡くなってつらい人
この記事を読んでくださっている人のなかには、大切な人が亡くなってつらい心境の人もいるかもしれません。
そんなかたも『死んだらどうなるの?』を読むと心が救われる点があるでしょう。
今世の寿命は自分で決めて生まれている
この本は死後の楽しい生活だけでなく、“人はどのようにして生まれてきたか?” についても触れています。
人は覚えていないだけで、生まれる前に今世での寿命を自分で決めたのだそうです。
その結果、今回の人生は20年でも十分だと思えばそのように計画して、20年で人生を終わらせます。
ですから、若くしてこの世を去った人に対して “かわいそう” と思う必要はないそうです。
著者は人生を温泉にたとえて、こんなふうに表現しています。
“人生は温泉みたいな感じで長くつかっている人もいればそうそうに出る人もいる”
亡くなった人自身が計画したタイミングで人生に幕を下ろしたのだと考えると、少しだけ気持ちが楽になります。
ここで、“じゃあ、病気で亡くなった人はどうなるの?それも自分の計画なの?” と疑問に思う人もいるかもしれませんね。
著者によると、病気も含めて本人の計画どおりだそうです。
たとえば、来世の計画段階で “次の人生では病気を通じて新しく学ぼう!” という考えを持つとそのようなプランになります。
また、欲しい能力のために病気という要素がついてきたパターンもあります。
“優秀なピアニストになるために経済力があって音楽教育に熱心な親を選んだ結果、その親は遺伝性の病気をもつ親だった” といった状況です。
ここで、私たちはどの親のもとに生まれるかも自分で決めているのだと知ることになります。
亡くなったあの人はいまごろ楽しく過ごしている
死後は決して暗いものではないそうです。
自分の大切な人は消滅したのではなく、もといた世界に帰っただけです。
死んでから次に生まれ変わるまでのあいだは、休むのも遊ぶのも自由な世界が待っています。
仕事をしたければ働いてもいいそうですが、現実世界のように生活のために働くのではありません。
本当に好きなことを仕事にできます。
自分よりも先にこの世を去った人と会えますし、現実世界の様子も見られます。
その世界は “今すぐにでも帰りたい場所” といえます。
しかし、それを思いだすと “いまの生活はつらい、早くもとの世界に戻りたい” と考えてしまうので、人間には生まれる前の記憶がありません。
そんな内容が本書では紹介されています。
※自殺した人について多くは語られていない
ひとつだけ念押ししておきたいポイントがあります。
本書は、自殺した人が死後にどのような生活をしているかについて、多くは語られていません。
自殺の場合は、ここまでご紹介したような明るくて楽しい世界にはすぐに行けないと書かれているだけです。
去年は芸能人の自殺にかんするニュースが多くありました。
私としては「自殺してしまった彼らはいまごろどうしているのかな…?」という疑問を解決したかったのですが、その点については謎のままです。
しかし、いくら死んだあとに楽しい世界が待っているといっても、“今の生活がものすごくつらいから、はやくあちらの世界へいこう…” と考えるのはまちがいだと分かりました。
著者も本書の中で言っていますが、命あるいまを前向きに生きて、あちらの世界に帰ることを最終的な楽しみとするのが最善です。
故人の供養方法を知りたい人
親しい人が亡くなったとき、供養の具体的な方法がわからない人も多いのではないでしょうか?
書籍『死んだらどうなるの?』には、お葬式から納骨、お供え物、お盆で私たちがするべきことが書かれていました。
写経やお仏壇、位牌(いはい)などの効果的な取り扱いかたについても知識を得られます。
実は、現世界に残された私たちが故人のために供養を正しくすることで、亡くなった人があちらの世界でより良い生活を送れます。
大切な人を失ったとき、「もっとしてあげられることがあったんじゃないか…」と後悔する人もいるでしょう。
過去には戻れませんが、故人のためにいまからできることはたくさんあるのです。
また、亡くなってしまった人だけでなく、亡くなる人を目の前にしてできることもあります。
いわゆる、看取る瞬間ですね。
“まさにこれからあちらの世界に帰る” という人は時々、体から魂が抜けるそうです。
それでも、魂は肉体に話しかけられた言葉はすべて聞いています。
認知症の人でも脳の動きと魂は別なので、話してもらった内容はしっかり理解しているとのことです。
ですから、聞いている本人が穏やかで安らかな気持ちになる話をたくさんしてあげると喜ばれます。
いままでの感謝の気持ちやなつかしい思い出などがいいでしょう。
これもいざというときのために覚えておきたい情報です。
あとがき
書籍『死んだらどうなるの?』は自分の死はもちろんのこと、周りの人の死について恐怖心なく向きあえる本でした。
自分が死ぬときも、あわてたりパニックになったりせず笑顔でもとの世界に帰っていけるような、そんな最期になることを願います。
また、この本にも書かれていたとおり、“いままでの人生のゴタゴタも学びを得るために自分で計画したことなのかな?” と考えるとなんだかおもしろいです。
もとの世界にいたときの自分と対話して “これもなにか意味があることなのだろう” と思えるからです。
さらに詳しい内容は書籍を手に取ってご確認ください。
私が読んだタイミングではKindle Unlimitedで無料だったので、Unlimited会員のかたはとくに要チェックです!
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